霧島酒造 2023年度売上高は531億1287万円 前年度比91.8%2024年6月26日
霧島酒造は6月25日、2023年度(2024年3月期)の売上高を発表した。
同社の売上高は、531億1287万円で前年度比91.8%。そのうち本格焼酎の売上高は525億1367万円で前年度比91.6%となった。
2023年3月以降の黒霧島・白霧島の一部商品の販売休止、業務用商品の売上減、消費者の志向の変化など、複数の要因が重なり、売上高は前年度を下回った。主原料であるさつまいもが「サツマイモ基腐病」などの影響で安定確保できず、主力銘柄を十分に販売できなかったことが売上に大きく影響。また、飲食店向けの瓶製品の需要はコロナ禍前の水準には戻っておらず、出荷が伸び悩んでいる。このほか、消費者のライフスタイルの変化や低価格志向などの影響も考えられ、焼酎業界は依然として厳しい状況が続いている。
同社は引き続き、霧島さつまいも種苗生産センター「イモテラス」で育成した健全なさつまいも苗の供給による原料の安定確保に取り組むとともに、販売休止している黒霧島・白霧島の一部商品を8月下旬に販売再開することで、需要回復を図る。
また、7月8日の「KIRISHIMANo.8」の全国発売、「本格麦焼酎霧島ほろる」「本格米焼酎霧島するる」の拡売、インバウンド需要の獲得と海外市場の開拓などを通して、本格焼酎ならではの価値や魅力を発信し、焼酎市場拡大に向けて積極的な取り組む。
なお、本格焼酎の販売石数は、40万5528石で前年度比88.3%。また、本格焼酎の容量別構成比としては、1800mlが78%、900mlが17%、その他5%。本格焼酎のエリア別構成比は、九州地区が28%、西日本地区(中国、四国、近畿、北陸、東海)が35%、東日本地区(関東、東北、北海道)が38%だった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日