NoMy Japan「JAアクセラレーター第6期」に採択 ホクレンと連携2024年7月1日
NoMy Japan合同会社(北海道札幌市)は、農業や地域社会が抱える様々な課題解決を目指す「JAアクセラレーター第6期」(主催:AgVenture Lab)に採択された。
同社は、ノルウェーのオスロに本社を置く発酵科学のリーディングカンパニー、Norwegian Mycelium AS(NoMy)の日本法人で今年1月に設立。日本の食料基地・北海道の重要性を強化し、より持続可能で生産性の高い北海道農業に貢献することをミッションに掲げ、北海道を起点とする日本の食料自給率の向上を目指している。
「食と農、くらしのサステナブルな未来を共創する」というテーマを6期目に据えたAgVenture Labの実施する同プログラムは、今年から「北海道枠」を設け、STARTUP HOKKAIDO等の関係機関の支援を受けながら、北海道での実証実験を開始。「食と農業」をはじめとする領域に注力しながら、既存ビジネスに捉われない新しい発想や技術でSDGsに関する社会課題の解決を目指すビジネスを幅広く募集した。
北海道に眠る食品業界の副産物や排水を原材料として、同社の発酵技術とアップサイクリング・サービスを活用して新しい食品や飼料をを生み出すため、これから約5か月間のプログラムの中でホクレンとの連携を強めていく。
Norwegian Mycelium AS(NoMy)は、イノベーション・コラボレーション・サステイナビリティに重点を置き、業界を問わず、世界中にポジティブな変化をもたらすため、食品業界の副産物や排水を食品や飼料に利用するための新たなソリューション提供のために世界の食品メーカーと協働している。
NoMyは、真菌生物学者でラーメン・レストランの経営者のデイビッド・アンドリュー・クイスト氏(Chief Explorer)と、ノルウェーで元GoogleとYouTubeを役員として歴任したイングリッド・ダイアナ氏(CEO)によって2020年に設立。食品・飲料メーカーと革新的なパートナーシップを結び、食品加工プロセスにおいて排出される副産物や排水を真菌由来の高付加価値製品にアップサイクルすることで、新たな市場機会を創出しながら事業コストの削減にも寄与している。
初の産業用製品であるNoMy水産飼料用マイコプロテインは、大豆や魚粉のような持続不可能なタンパク源に代わる理想的な原料として、石油産業に次ぐ産業として水産養殖業を据えるノルウェーでは注目を集めている。さらに、同社は風味やクセの少ないタンパク質原料を生産。代替肉、麺類、パスタ、焼き菓子、製菓用材料など、幅広い用途に利用できる栄養・機能食品を開発中。
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