総額500万円「パルシステム東京市民活動助成金」募集開始2024年7月3日
パルシステム東京は7月1日~31日、2024年度の市民活動助成基金の助成団体を募集。商品やサービスの販売で生まれる剰余金を、誰もが安心して暮らせる社会と地球環境をめざして活動する市民団体の資金面の支援に活用する。また、7月13日には2023年度の成果報告会をオンラインで開催する。
「パルシステム東京市民活動助成基金」は、団体の規模や活動内容に必要な資金に応じて、上限50万、10万円までの2コースから選択可能。2024年度は総額500万円の助成を予定している。一般的な助成金制度より使途の範囲が緩やかで、団体の運営費や人件費にも利用できる。
同基金は、行政では解決しづらい問題に取り組む団体に資金面で支援を行い、ネットワークを広げることを通じて、よりよい地域社会づくりに貢献することを目的としている。1998年から運用を開始し、2023年度までにのべ307団体へ総額約1億2069万円を助成した。
7月13日には「2023年度市民活動助成基金成果報告会」をオンラインで開催。助成を受けた12団体が活動内容や助成金の使途について報告する。
◎2023年度市民活動助成基金成果報告会
日時:7月13日13時30分~15時30分
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
◎2023年度「市民活動助成基金」助成団体
■NPO法人アジアの子どもたちの就学を支援する会(あきる野市)
カンボジアの母親たちが縫製した布小物の販売収益を子どもたちの学費とする活動の広報とスタッフ雇用の費用を助成。
■NPO法人ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY(A.P.F.S.)(板橋区)
差別や生活の問題に苦しむ外国人住民に対する相談活動や基本的人権擁護、多文化共生のための活動費用を助成。
■あだち子ども食堂 たべるば(足立区)
「たべるばハウス」での子どもたちへの週1回の食事支援と保護者が安心して来られる居場所づくりの活動費用を助成。
■食の安全・監視市民委員会(新宿区)
有機フッ素化合物(PFAS)による水道水汚染、容器包装や家庭用品等への使用実態に関する調査、情報収集と啓発活動の費用を助成。
■白子川源流・水辺の会(練馬区)
白子川の水辺環境の保全・回復を目的とした川の清掃や水質調査、生き物調査等の定例活動と「白子川源流まつり」の費用の一部を助成。
■公益財団法人東京子ども図書館(中野区)
子どもたちが自分を育てるために生涯本を活用することを願った読み聞かせや紹介、貸出、お話会などの活動費用を助成。
■NPO法人トイミッケ(豊島区)
ネットカフェなどを生活拠点とする不安定な就労で通信環境が必須ながら、アクセスできない人たちへの無料サービス提供の活動費用を助成。
■難民・移民フェス実行委員会(豊島区)
就労を禁じられる難民申請者や仮放免者、また移民の支援を目的とするチャリティ販売などを行う「難民・移民フェス」開催費用を助成。
■NPO法人フードバンク八王子えがお(八王子市)
子どもたちの成長に必要な安全で栄養価の高い食料を生活困窮者世帯へ優先的に提供する活動費用を助成。
■府中JSL学習支援の会(府中市)
※2024年度より「NPO法人 府中JSL日本語支援協会」に名称変更
外国にルーツのある子ども達と保護者への日本語支援と生活相談、放課後学習支援、外国人ママたちの居場所つくりなどの活動費用を助成。
■ポレポジさぽーと2(八王子市)
外見ではわかりにくい発達障がいのある子どもたちの保護者の負担を軽減し、子どもの自己肯定感を育む学習支援活動の運営費を助成。
■NPO法人レジリエンス(渋谷区)
DVや性暴力、虐待などの暴力被害者のトラウマ回復と自立支援を目的とするオンラインの居場所提供やピアサポート活動の費用を助成。
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