「小田原食と緑の交流推進協議会」総会開催 パルシステム神奈川2024年7月4日
生活協同組合パルシステム神奈川とパルシステム生活協同組合連合会、有限会社ジョイファーム小田原が参加する「小田原食と緑の交流推進協議会」は6月30日、第23回通常総会を梅の里センター(小田原市曽我別所)で開催。2024年度計画など提案された5議案すべてが全会一致で可決、承認された。
持続可能な社会づくりを呼びかける鳥居啓宣協議会会長
2023年度は、生産者と消費者、行政などが小田原地域の課題をともに考えて解決し、本音で語れる交流をめざし活動したことが報告された。
12月には、小田原市の後援で開催した「小田原オーガニックフェスタ」に2万5000人が来場。同協議会が主催する「オニオン祭」や「柑謝祭」「根府川みかん山再生」の企画は雨天などで中止になったが、ジョイファーム小田原の交流企画に272人が参加し、収穫体験などを通じ、交流を深めた。このほか、白梅干しの製造工程の副産物を商品化した調味料「梅のしずく」を販売した。
2024年度は、2030年に「小田原地域の魅力が広まり、ものづくりが続いている」というありたい姿の実現をめざし、地域の連携により課題解決を進めることを確認。継続的な発展の土台とするため、若手生産者や新規就農者の活躍の場づくりを推進する。
小田原での交流発展への期待を語る山本伸司パルシステム連合会元理事長
議案承認の後、鳥居啓宣協議会会長は、「2002年の協議会設立当初に比べると、社会や農業を取り巻く環境は大きく変わってきています。立場を超えて支え合うつながりが大切。ともに持続可能な社会づくりをすすめていきましょう」とあいさつ。また、協議会設立の第一人者である山本伸司パルシステム連合会元理事長は、小田原での交流発展に期待を込めて講演。小田原の里山や海、歴史と人の魅力に触れながら協議会のあゆみを紹介し、「生産の価値を消費者が学ぶ交流が、生産と消費を結び、価値を価格に転換します」と、活動の意義や次の20年に向けたビジョンを語った。
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