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綾瀬はるか出演 映画『いしぶみ』上映会開催 パルシステム東京2024年7月10日

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生活協同組合パルシステム東京は7月21日、綾瀬はるかさん出演の映画「いしぶみ」を東新宿本部で上映。広島の原爆で亡くなった中学生321人の最期の言葉を綾瀬さんが伝える。また、上映後は長崎で被爆した経験をもつ田中安次郎さんとオンラインでつなぎ、命と平和の大切さを参加者ともに考える。

原爆で亡くなった少年たちが残した最後の言葉を読み上げる綾瀬はるか ©広島テレビ原爆で亡くなった少年たちが残した最後の言葉を読み上げる綾瀬はるか ©広島テレビ

「いしぶみ」は2015年、戦後70年の特別番組として全国放送されたドキュメンタリーを劇場版に再編集した映画。映画監督の是枝裕和さんが、1969年に広島テレビが制作した原爆ドキュメンタリー「碑」をよみがえらせた。

1945年8月6日、500メートル先に投下された原爆により命を奪われた旧制広島二中1年生321人と遺族の手記などに残された言葉を、広島県出身の俳優綾瀬はるかさんが読み上げる。ジャーナリストの池上彰さんは、遺族や関係者へのインタビューを通し、70年を経て続いている物語を伝えている。

オンラインで話す長崎市の田中さんは、原爆投下に遭遇したのは3歳で当時の記憶はあまりないと言う。被爆者であることを周りに伝えず成人し、原爆の追悼式などにも参列してこなかった。ある時、原爆資料館を見学した子どもから「なぜ人間は戦争という悲惨なことをするのでしょうね」と問いかけられ、自分は被爆者でありながら何も答えられなかったと話す。

これを機に田中さんは、被爆者の高齢化とともに失われていく戦争の記憶を語り継ぎ、平和のバトンを子どもたちに伝えていくため原爆と戦争を学び直し、平和案内人として活動を始めた。オンラインでの中継を通し、世界にたったひとつしかない命の大切さを伝える。なお、映画視聴は会場のみ。オンラインZoom開催は田中さんのお話のみを視聴。

長崎市の田中安次郎さん長崎市の田中安次郎さん

◎「夏休み!家族deピースシネマ 映画『いしぶみ』上映会&未来へつなげよう!被爆者のお話」開催概要
日時:7月21日 14時~16時30分
会場:パルシステム東京新宿本部 2階会議室(新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿)
参加費:無料
会場参加申込締切:7月12日12時/定員100人
オンライン参加申込締切:7月21日15時45分/定員200人

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