静岡県磐田市とJA遠州中央と連携協力に関する協定締結 ポッカサッポロフード&ビバレッジ2024年7月11日
ポッカサッポロフード&ビバレッジは7月10日、静岡県磐田市およびJA遠州中央とレモン産地形成による地域活性化等を目的とした連携協定を締結した。
磐田市は、生産者の経営安定化や農地の荒廃未然防止などの課題に取り組むため、既存作物との複合経営や新たな特産品の創出を検討する中、4月からレモンの産地化にむけて産地形成支援事業を開始した。JA遠州中央は、磐田市藤上原の農地で生産者向けのレモン栽培に関する講習会を開催するなど、実践的な取り組みも始めている。
同社は60年以上にわたり、「ポッカレモン」をはじめレモン関連商品の開発・販売。レモンに関する研究や食育活動など、レモンが持つ健康機能の発信や用途・シーンの提案を通じてレモンの総需要を拡大とで人々のWell-Beingに貢献することを目指している。
2019年4月からは、国産レモンの生産振興を目的として、広島県豊田郡大崎上島町においてレモンの栽培を開始。高まる国産レモンへの需要に対応するため、レモン農業が抱える課題にも取り組み、レモン耕作放棄地を再生しレモン栽培地を広げる支援等を行っている。
磐田市と同社は、サッポロホールディングスを含めた3者で、2012年7月に地域活性化とまちづくりの推進を目的とした包括協定を締結。今回の連携協定では、地域課題の解決と持続的な国産レモン原料の安定調達を目指し、磐田市におけるレモン産地形成による地域活性化等を目的としている。レモンを基幹事業する同社にとって、この連携協定を機に、国産レモンの安定的な生産と調達拡大を図るとともに、地域の生産振興に貢献することを目指す。
協定に基づき3者は、次の事項について今後連携し協力を進める。
<磐田市>
・レモン産地形成推進事業の実施・とりまとめ
・圃場調整に関すること
<JA遠州中央>
・レモン産地形成に関する生産者のとりまとめ
・生産者の栽培指導・圃場・資材の調整に関すること
<ポッカサッポロフード&ビバレッジ>
・レモン栽培指導の実施
・レモン食育活動等の実施
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