日藝×生活クラブ 2024年度産学連携プロジェクト開始2024年7月29日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は 、2023年度に続き、日本大学芸術学部との産学連携プロジェクトを実施。7月19日に、日藝の3年生を対象にオリエンテーションを行なった。
オリエンテーションで国産加工用トマトのジュースを試飲
同プロジェクトは、生活クラブの取組み等をフィールドに、日藝の学生が学び、取材し、情報づくりを行なうもの。今年度は「食料自給」をテーマに、学生は「食」を取り巻く世界的な情勢の変化や、生活クラブが取り組む食料自給力アップに向けた生産者との活動を、産地での体験や取材を通じて学ぶ。
実際に国内自給の課題に取り組む生産者を、学生と教授が取材し、学生が生産者へのインタビューや写真・動画撮影を行ない、取材内容をもとに制作物を企画立案。最終的に広報物を制作する。食料自給の大切さを若い世代が学び、それを幅広い世代へ伝えることで、より多くの人へ「持続可能な農業の推進」「環境保全」「食の安全」など、これからの日本の食について関心を広めることを目的としている。
学生が体験予定の加工用トマト収穫
8月下旬には長野県内の生活クラブ生産者を学生が訪問し、国内自給の課題に取り組む姿勢を、自身で体験しながら、取材学習する。取材では学生たちが生産者へのインタビュー等を通じて学び、考えたことを、生活クラブの内外に発信するため、内容や手法を企画立案し、広報物を制作する予定。
なお、第1弾の2023年度は、生活クラブが提携生産者とともに実践してきた「せっけん運動」を日藝の学生13人が取材し、そこで学んだ内容をもとに「水」を切り口とした作品づくりに挑戦。取材を通じて、新たな視点である「水は借り物」というキャッチフレーズも誕生し、動画や冊子で表現した。
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