農業生産法人「株式会社ブルーシード新潟」設立 高収益モデルの確立へ ヤマタネ2024年8月20日
ヤマタネは、8月14日開催の取締役会で、農業生産法人「株式会社ブルーシード新潟」の設立を決議。持続可能な営農に向けた高収益モデルの確立をめざす。
ヤマタネグループは、長期ビジョン「ヤマタネ2031ビジョン」において「持続可能な営農に向けた産地連携の強化」を目標に掲げている。また、サステナビリティ経営の取り組みにおいても「生産地と農業の発展」を掲げ、産地と共に成長を目指し、社会的価値と経済的価値の両立に向けて事業を推進している。
国内のコメ生産現場では、人材の確保、資材費の高騰、高額な農業機械、気候変動など様々な課題が山積みとなるなか、生産者が築いてきた豊富な栽培知識・経験に加え、新たな栽培技術の知見や経営感覚を備えた農業経営の重要性が増している。
ヤマタネグループが掲げる「持続可能な農業の実現」に向けては、高収益モデルの構築が喫緊の課題。新会社では、流通・販売を担う同社が地域の生産者と共に直接農業生産を行い、提携先企業との協業を通じて先進的な手法を実証し、高収益モデルの確立を目指す。さらに、全国の生産者にその有効性を示すことで高収益モデルを展開。持続可能な農業の実現とそれに伴う農産物の安定調達・安定供給を図る。
具体的には、担い手が不足する地域でブルーシード新潟が水稲を含めた「複合経営」にチャレンジする。また、積極的に全国各地の革新的な生産を行う生産者との情報交換を行い、協働しながら高収益モデルの確立を目指す。
稲作においては、生産コストの低減を目的として新たな栽培技術や資材の導入、農業機械の効率的な運用のほか、「e-kakashi」など農業IoTを導入。植物の生育段階に合わせて最適な時期に作業をすることで、作業効率と品質向上を目指し、栽培体系全体の最適化を実践する。また、園芸作物では、提携先企業との協業によって先進的な栽培方法を導入。コメを含めた農産物の輸出など新たなマーケットを創出することで高効率なビジネスモデルを構築する。
重要な記事
最新の記事
-
米農家の「時給」 23年も厳しく 農業経営統計調査(確報)から試算 「欧米並みの所得補償」必要性を示唆2025年4月7日
-
米屋の廃業が2年連続で増加 約2割が「赤字」帝国データバンク2025年4月7日
-
JAとうと上野町支店がオープン、3月17日から営業開始 JA全農岐阜2025年4月7日
-
小学生以下の卓球大会を応援「全農杯2025年全日本卓球選手権大会」開催2025年4月7日
-
岐阜県育成品種のイチゴ 「美濃娘」使ったラングドシャ JAぎふ2025年4月7日
-
メロン、お茶、かりんとう、めんべい 管内の恵みが多彩な加工品に JA菊池2025年4月7日
-
希少な辺塚だいだいをジュースとソーダに 「きもつき浪漫」はサツマイモの産地が極めた本格いも焼酎 JA鹿児島きもつき2025年4月7日
-
原木シイタケ 収穫が最盛期 JA阿蘇2025年4月7日
-
茨城県のブランド豚「ローズポークロース特価キャンペーン」実施中 JAタウン2025年4月7日
-
「第54回 東京都農業祭~植木部門~」12日・13日に開催 JA東京中央会2025年4月7日
-
【今川直人・農協の核心】全中の復権2025年4月7日
-
土壌の砕土率をリアルタイムで計測するシステムを開発 農研機構2025年4月7日
-
兵庫県丹波市立「農(みのり)の学校」第7期生入学式 10~60代の受講生8名 マイファーム2025年4月7日
-
生物多様性方針を策定しネイチャーポジティブを促進 ワタミ2025年4月7日
-
日本の美しい農村、未来へ「丹波篠山国際博」スタート2025年4月7日
-
地産地消の取り組み 冷凍食品「北海道産ぶりのフライ」発売 無印良品2025年4月7日
-
再販のたび完売の遮熱帽子「ウルトラライトハット」シリーズ全3種類を販売開始 丸福繊維2025年4月7日
-
ガーデニングをより楽しく『よくわかる植物の病害虫 防ぎ方・なおし方』発売2025年4月7日
-
「スキーポン」米・農業資材卸大手と現地代理販売契約を締結 アクプランタ2025年4月7日
-
【役員人事】森紙業株式会社(4月1日付)2025年4月7日