自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言に基づき開示 雪印メグミルク2024年8月23日
雪印メグミルクは8月22日、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言に基づく初期的開示を公表した。
TNFDは、2021年6月に正式に発足した自然関連の財務情報を開示する枠組みの開発・提供を目指す国際イニシアチブで、2023年9月に開示提言正式版(v1.0)が公表された。
雪印メグミルクグループは、自然関連の分析等の取組みの拡充に加え、自然と気候の一体的な理解とそれを踏まえたサステナビリティ経営を推進。
ミルクバリューチェーンの強化に向けた検討を進めている。
なお、TNFD提言に準拠した開示は2025年秋を予定。
◎開示内容(要旨)
1.当社のバリューチェーン全体では、自然の劣化や生物多様性の棄損により、飼料生産や酪農にリスクが生じる。また、酪農や当社の直接的な事業活動が自然環境に与える負の影響によっても、リスクが生じる。
2.直接的な事業活動を行う地域の自然特性により、工場周辺地域での取水量の増加や生物多様性保全に重要な地域への負の影響は、大きなリスクとなりうる。
3.気候変動や自然資本の劣化が進行すると、中長期的に当社グループの事業に影響を及ぼす可能性がある。この認識を基に、影響の軽減策や市場ニーズへの適応を進めることで、新たな機会を創出することが可能である。
重点取組み地域:北海道
重点取組み分野:酪農生産、生産工場
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日