森の循環を知る間伐体験イベント 神川町「100年の森」で開催 パルシステム埼玉2024年8月23日
生活協同組合パルシステム埼玉は8月31日、児玉郡神川町で森林体験イベントを開催。神川町、認定NPO法人JUON NETWORKと連携し、間伐体験やダム見学を通じて里山保全への理解を広げる。
2023年度実施の間伐体験
間伐を体験する、神川町矢納地域の「100年の森」は、渓流に囲まれた森林で、樹齢100年超の樹木も多く、埼玉県が「100年後の未来への遺産」と位置づけ保全している。
体験会では指導員とともに立木を伐採し、森林を循環させることで保全する、間伐作業の意味を学ぶ。
子どもたちと一緒に森林内を散策し、自然の豊かさを体で感じる時間を楽しむ。
森林を散策しながら目指すのは、群馬県藤岡市から神川町にかけて建設されている下久保ダム。
世界的にも珍しいL字型の構造で、堤頂の長さは605メートルとコンクリートダムの全国最長を誇る。首都圏の水がめとして重要な役割を担い、住民の生活を守っており、広大なダムをじかに見ることで、「治水」の意義も学ぶ。
パルシステム埼玉は2010年から、神川町で地元企業のヤマキ醸造や神川農業グループと連携し、耕作放棄地を大豆畑によみがえらせる「大豆トラスト運動」を実践してきた。
区画に応じた資金拠出を呼びかけ大豆を栽培し、収穫後の大豆や味噌を提供する「畑のオーナー制度」には、毎年300口超の登録がある。
そのほか里山保全活動の一環として、2019年に県内事業者初の「ウッドスタート」宣言を締結し、施設の一部木質化などで県産材を活用している。
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