全国生協と脱炭素社会の実現へ 温室効果ガス排出削減目標を引き上げ 日本生協連2024年9月19日
日本生活協同組合連合会は、全国の生協で推進する「生協の2030環境・サステナビリティ政策」の中で、温室効果ガス排出削減の目標を引き上げる。2030年目標は「CO2排出量を2013年度比で40%削減」から「50%以上削減」とし、2050年目標を「90%削減」から「CO2排出量実質ゼロ」とする。また、サプライチェーン排出量についても全国生協で排出量の算定を進め、将来的に2℃を十分に下回る水準で目標設定を目指す。
削減目標達成に向けたイメージ
生協は、消費者のくらしに密接なエネルギー問題について強い関心をもち、2004年から計画的に温暖化対策に取り組んできた。2010年代からはCO2排出削減目標を設定のうえ、省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を通じて事業における排出削減を進めている。
消費者が共通の願いを実現するために協同して運営する組織である生協は、共通の願いである「人間らしいくらしの創造と持続可能な社会の実現」を理念に掲げ、地域や地球環境を大切にした事業と活動を展開。事業者としての責任を果たし、消費者とともに持続可能な社会をつくるため、温室効果ガス削減目標を見直す。
今回の目標引き上げにあたっては、さらなる排出削減に取り組むため、再生可能エネルギーの積極的な開発と利用、そしてEVトラックの導入を進めていくことを柱としている。次世代トラックの普及やペロブスカイト太陽電池の開発にも期待するとともに、将来的に目標設定を目指すサプライチェーン排出量に関しては、取引先や組合員など様々な主体と連携のうえ、取り組みを推進する。
<見直し後の排出削減目標>
■2050ビジョン
現状:2013年度比で90%削減
見直し後:2050年までにCO2排出量 実質ゼロ
■2030目標
現状:2013年度比で40%削減
見直し後:2030年までに2013年度比でCO2排出量を50%以上削減
■サプライチェーン
現状:ー
見直し後:サプライチェーン排出量 についても排出量の算定を進め2℃を十分に下回る水準で目標設定を目指す
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