猛暑の影響に苦しむ生産者を支援 規格外青果を正規品として販売 グリーンコープ共同体2024年9月19日
西日本を中心に16の生協で構成されるグリーンコープ共同体は、猛暑の影響に苦しむ生産者を支援するため、従来は規格外品として扱われていた青果を正規品と同じ価格で仕入れて販売する。
写真1:猛暑の影響で赤くなったピーマン
規格外野菜は、味には問題がないが、サイズが大きすぎる、逆に小さすぎる、あるいは形が不揃いなどの理由で一般の流通ルートから弾かれ、廃棄されてしまう野菜のこと。夏の猛暑の影響で、野菜の収穫量が激減し、規格外野菜が増え、ピーマンは、猛暑のため赤く変色している(写真1)。一方、通常なら赤く色づくはずのりんごは、猛暑の影響で緑色のままとなっている(写真2)。
写真2:猛暑の影響で赤く色付かなかったりんご
グリーンコープへの出荷量も激減しており、ミニトマトは昨年と比べ35.3%、キャベツは31.0%、大根は26.5%も減少。こうした状況では、生産者の収入も大きく下がってしまうため、グリーンコープは、味に問題のない規格外青果を正規品と同じ価格で仕入れ、販売することを決めた。
今回の販売前に、グリーンコープでは多くの九州各地の生産者に猛暑の影響に関してヒアリングを実施。その厳しい状況は想像以上であったため、今回の施策により少しでも生産者の助けになることをめざしている。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日
-
つくば市の農福連携「ごきげんファーム」平飼い卵のパッケージをリニューアル発売2025年4月18日
-
日清製粉とホクレンが業務提携を締結 北海道産小麦の安定供給・調達へ2025年4月18日
-
森林再生プロジェクト「Present Tree」20周年で新提案 企業向けに祝花代わりの植樹を 認定NPO法人環境リレーションズ研究所2025年4月18日
-
「バイオものづくり」のバッカス・バイオイノベーションへ出資 日本曹達2025年4月18日