「百戦錬磨」を関連会社化 農泊におけるインバウンド需要を取り込み 雨風太陽2024年9月20日
株式会社雨風太陽は、民泊や農泊、古民家泊など、地域の暮らしや文化に根差した「持続可能な観光」を発信する旅行予約サイト「STAY JAPAN」を運営する株式会社百戦錬磨の第三者割当増資を引き受け、同社株式を取得。同社を関連会社化したことを発表した。
今後は、雨風太陽が持つ生産者ネットワークと、約1500件の宿泊施設登録がある「STAY JAPAN」を活用し、生産者のもとでの体験と現地での宿泊を組み合わせたサービスを提供することで、農泊におけるインバウンド需要を取り込んでいく。
「STAY JAPAN」は、「知らない日本に泊まってみよう」をコンセプトに全国各地の民泊、農泊、別荘泊(貸別荘・一棟貸し)、古民家泊、寺泊、城泊などその地域ならではの個性的な宿泊施設を掲載し、ユニークな宿泊体験を提供している。また、同社が運営する農泊ポータルサイト「nohaku.net」には、農林水産省による農山漁村振興交付金を受けた協議会のうち、4割弱の協議会の宿泊施設が登録。その数は約760件にのぼり、その規模は国内でNo.1の実績がある。
2019年には同社の「農泊と世界をつなぐ地域活性化サービス」 が第5回ジャパン・ツーリズム・アワード「国土交通大臣賞」を受賞しているほか、百戦錬磨代表の上山康博氏は、農水省主催「農泊推進のあり方検討会」に第一回から一般社団法人 日本ファームステイ協会の代表として参加し、農泊推進の政策提言に関わってきた。また、(一社)アルベルゴ・ディフーゾ・インターナショナル極東支部の代表理事や、住宅宿泊協会の共同代表理事を務めており、日本国内における「農泊」の第一人者として、広く・深い知見を持つ。
今回、百戦錬磨の関連会社化により、全国約8300人の生産者ネットワークと約1500件の宿泊施設を活用した、生産者のもとでの体験と現地での宿泊を組み合わせたサービスが提供可能となる。訪日外国人旅行客に対して、日本全国の生産現場を旅の目的地としたプログラムを提供することで、日本の地方の魅力を体験する機会を新たに創出。2025年には1万人、2030年には5万人の地方への送客を目指す。
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