お盆需要とインバウンド増で売上好調 外食産業市場動向調査8月度 日本フードサービス協会2024年9月26日
日本フードサービス協会は9月25日、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の2024年8月度の集計結果を発表した。
8月は、観測史上最高の気温となった西日本をはじめ全国的に高い平均気温のなか、3つの台風が各地に大雨被害をもたらした結果、前年より土曜日が1日多い曜日周りにもかかわらず臨時休業や営業時間短縮の店舗が続出。一方で、お盆休みと過去最多の訪日客数が外食需要を押し上げ、外食全体の売上は前年比109.3%となった。
業態別はファストフード(FF)は、好調が続き、売上109.6%。「洋風」は、11日まで続いたパリ五輪の在宅需要やお盆需要が貢献し、売上は107.8%。「和風」は、新メニューの導入が奏功し、売上116.3%。「麺類」は、猛暑に対応した冷たいメニュー、辛いメニューが売れ行き好調で売上は110.9%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、台風の影響を受けたが土曜日が1日多かったことがプラスとなり、売上は102.4%となった。「その他」は、「カレー」の価格改定や「アイスクリーム」の季節キャンペーンで、売上112.2%となった。
ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は109.9%。「洋風」は、メニュー改定や販促キャンペーンの実施で、売上110.1%。「和風」は、台風による時短営業や南海トラフ地震情報によるイベント中止などがあったものの売上は好調、112.0%となった。「中華」は、テイクアウトのネット予約サービスの拡充などにより、売上112.5%。「焼き肉」は、休日の国内需要とインバウンド需要が堅調で、売上103.9%となった。
パブ・居酒屋業態の「パブ・居酒屋」は、南海トラフ地震情報や台風の影響もあったが、お盆の集客はおおむね堅調。季節メニューの好調とあいまって、売上は103.7%となった。
ディナーレストラン業態は、台風による臨時休業で予約キャンセルもあったが、それを埋め合わせるだけのフリー客やインバウンド客があり売上106.7%となった。
喫茶業態は、台風で一部店舗が休業を余儀なくされるなど集客に影響が出たが、新メニューや冷たいメニュー、季節キャンペーンなどが好評で、オフィスやターミナル、百貨店での営業が好調。売上は108.2%。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ホウレンソウにクロテンコナカイガラムシ 県内で初めて確認 神奈川県2024年12月23日
-
【注意報】カンキツ類にミカンナガタマムシ 県内全域で多発 神奈川県2024年12月23日
-
24年産新米、手堅い売れ行き 中食・外食も好調 スーパーは売り場づくりに苦労も2024年12月23日
-
「両正条植え」、「アイガモロボ」 2024農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ①2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ②2024年12月23日
-
香港向け家きん由来製品 島根県、新潟県、香川県からの輸出再開 農水省2024年12月23日
-
農泊 食文化海外発信地域「SAVOR JAPAN」長野、山梨の2地域を認定 農水省2024年12月23日
-
鳥インフル 米アイダホ州、ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月23日
-
農林中金 当座預金口座規定を改正2024年12月23日
-
農林中金 変動金利定期預金と譲渡性預金の取り扱い終了2024年12月23日
-
「JA全農チビリンピック2024」小学生カーリング日本一は「札幌CA」2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」栃木県で三ツ星いちご「スカイベリー」を収穫 JAタウン2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県で「地獄めぐり」満喫 JAタウン2024年12月23日
-
「全農親子料理教室」横浜で開催 国産農畜産物で冬の料理作り JA全農2024年12月23日
-
「愛知のうずら」食べて応援「あいちゴコロ」で販売中 JAタウン2024年12月23日
-
Dow Jones Sustainability Asia Pacific Indexの構成銘柄7年連続で選定 日産化学2024年12月23日
-
「東北地域タマネギ栽培セミナー2025」1月に開催 農研機構2024年12月23日
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
北海道立北の森づくり専門学院 令和7年度の生徒を募集2024年12月23日