加工用トマト生産の持続可能な取組「計画的労働参加30周年記念集会」開催 生活クラブ2024年10月17日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、国産加工用トマト100%のトマトジュースの生産を持続可能にするため、JAながの、長野興農、雪印メグミルクと取り組む「計画的労働参加」が、今年で30周年を迎えたことを祝う「計画的労働参加30周年記念集会」を、栽培産地の長野県で10月11日に開催した。
加工用トマトの栽培産地・長野県で開かれた「計画的労働参加30周年記念集会」 02:加工用トマト栽培のようす
記念集会は、この計画的労働参加でつくられている信州トマトジュースによる乾杯でスタート。その後、計画的労働参加に関わる、飯綱トマト部会、ながの農業協同組合、長野興農、雪印メグミルク、生活クラブ連合会 連合消費委員会の代表者による挨拶のほか、30年の歩みを年表と写真で振り返り、成果と課題について話し合った。
会場では、加工用トマト生産者や計画的労働に参加した生活クラブ組合員だけでなく、計画的労働参加を支える協力関係各者も交えて交流。これまでの30年を礎として、生産に組合員が直接参加しながら作り、飲み続けられる関係を継続し、さらなる発展をめざすことを宣言した。
「計画的労働参加」30年のあゆみ
加工用トマトは生食用と異なり、地面を這うように広がって育つ露地栽培で、中腰での作業のため収穫作業にも負担がかかる。こうした作業負担に加え生産者の高齢化、安価な輸入原料に押され、栽培面積は年々減少している。
組合員による計画的労働参加は、JAながの、長野興農、雪印メグミルクの協力で1995年にスタートし、国産加工用トマトの持続的な生産に欠かせない重要な労働力となっている。生産への参画、持続可能な生産と消費の構築と国産トマトをつかったジュースの価値を、共同購入を通じ実現するため、計画的労働参加を30年間継続。この30年間で延べ3210人以上が参加した。
加工用トマト栽培のようす
毎年5月の植え付け作業と、8月の収穫に生活クラブ組合員が長野県飯綱町のトマト栽培農家を訪れ、生産者とともに畑で植え付け作業・収穫作業を実施。ボランティアではなく、参加した組合員へ日当が支払われる。その費用や必要経費は信州トマトジュースの原価に組み込まれるため、トマトジュースを購入することでも間接的に「計画的労働参加」の活動を応援できるしくみとなっている。
重要な記事
最新の記事
-
つぎはぎだらけの衣服【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第312回2024年10月17日
-
銀は切り花の万能長寿薬ではなかった【花づくりの現場から 宇田明】第45回2024年10月17日
-
JAみのりと協働「北播磨のもち麦キラリモチ」おむすび発売 マルヤナギ2024年10月17日
-
北海道生まれの小型・無人除雪機「除雪ドローンFシリーズ」予約開始 エバーブルーテクノロジーズ2024年10月17日
-
千葉県から早場米「いちばん米!ちば米!新米キャンペーン」11月6日まで実施中2024年10月17日
-
幻の白玉ねぎ 「プレミアムホワイト」予約開始 浜名湖産直マーケット2024年10月17日
-
加工用トマト生産の持続可能な取組「計画的労働参加30周年記念集会」開催 生活クラブ2024年10月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「日曹フェニックス顆粒水和剤」 日本曹達2024年10月17日
-
【注意報】露地野菜、施設野菜、花き類などにハスモンヨトウ 県下全域で多発のおそれ 高知県2024年10月17日
-
保育園児を対象とした食育活動を展開「にじいろ保育園」で実施 日本豆乳協会2024年10月17日
-
東京のおそば屋さん「イラストデジタルマップ」を開設 東京都麺類協同組合2024年10月17日
-
鳥インフル ハンガリー3県からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年10月17日
-
長澤まさみ出演新CM『クボタが支えるインドトラクタ』篇 12日からオンエア クボタ2024年10月17日
-
大分県産レタス使用「モスの県産直野菜フェスタ」限定商品を販売 モスバーガー2024年10月17日
-
村上農園 過去最高の月間売上11億円「ブロッコリー スーパースプラウト」が好調2024年10月17日
-
フランスINRAEと国際連携研究ラボ設立 農研機構2024年10月17日
-
バードウォッチングウィーク 季節の鳥「eBird」に投稿 日本野鳥の会2024年10月17日
-
ケンミン食品 大阪・関西万博「EARTH TABLE~未来食堂~」に出店2024年10月17日
-
『農政の憲法』改正でどうなる 生協6グループが学習会 パルシステム2024年10月17日
-
「狭山茶レシピコンテスト」「狭山茶を巡る旅に出ようスタンプラリー」開催 埼玉県2024年10月17日