ASC認証後初収穫 インドネシアのブラックタイガーエビ発売 日本生協連2024年10月18日
日本生活協同組合連合会は10月21日、ASC養殖場認証を取得したジャワ島中部ジャワ州の養殖池で、認証後初めて収穫されたブラックタイガーエビにASCラベルを付けた「殻付ブラックタイガー」を発売。持続可能なエビ養殖業の実現をめざし、コープのエビ商品取引先でインドネシアのエビ加工会社であるWWFインドネシア、WWFジャパンと協働で取り組む「インドネシア・エビ養殖業改善プロジェクト」により実現した。
ASC認証養殖場で収穫されたブラックタイガー
日本生協連は、コープ商品「責任ある調達基本方針」に沿って、コープ商品で扱うブラックタイガーの主要産地であるインドネシアで、2018年からエビ養殖業改善プロジェクトをすすめている。
ASC認証は、環境と社会に配慮した責任ある養殖により生産された水産物に与えられる国際的な認証。同プロジェクトでは、組合員に人気のブラックタイガーについて、環境と社会に配慮した持続可能な養殖業への転換に向けて、ASC認証の基準に基づき生産方法の改善を行ってきた。プロジェクトの取り組みから、協働先の一つである中部ジャワ州のミサヤミトラ社が、プロジェクトに参加する生産者の養殖池において3月29日付でASC養殖認証を取得した。
初回生産には収穫から加工まで日本生協連の職員が立ち合い、養殖の生産方法、収穫や加工のプロセスを確認。今年3月に池入れされた稚エビは、人工飼料の給餌や抗生物質などの投薬を行わずに育てられ8月に収穫した。さらに、工場まで鮮度にこだわって輸送し、生から加工・凍結したため、エビ本来のプリプリした食感と風味を楽しめる。
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