東日本大震災から13年 原発事故からの復興を知る「福島ツアー」開催 パルシステム東京2024年11月7日
パルシステム東京は12月14日~15日、利用者親子に参加を呼びかけ東日本大震災と福島第一原発事故の被災地を巡るツアーを開催。福島市出身のジャーナリスト藍原寛子さんの案内により、南相馬市、浪江町、双葉町、いわき市の各地で発災後からこれまでの復興の道程と残る課題を伝え、災害の教訓から防災の重要性を改めて考える。
ツアー初日は、震災と原発事故の記憶を伝えるため、2023年に南相馬市に開館されたアートミュージアム「おれたちの伝承館」を訪問。3.11の記憶を表現した彫刻や絵画、原発事後警戒区域となり、人が消えたバリケード内の街並みを記録した写真などさまざまな展示を見学する。
昼食時は浪江町復興のシンボルとしてオープンした「道の駅なみえ」を訪れ、ご当地グルメ「なみえ焼そば」などを味わい地元産品の購入で地域を応援。町内を襲った津波から児童82人と教員全員かけることなく避難を遂げた、福島県唯一の震災遺構「請戸小学校」では、被害の脅威を確認しながら、防災意識の大切さを考える。隣接する双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、原子力災害のからの復興の記録と防災・減災の教訓に直に触れる。
翌日は、原発事故による放射能被害の懸念から設立された認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちねを訪問。同法人が子どもたちへの健康影響を見守るため運営する「たらちねクリニック」では、藍原さんによる防災レクチャーも予定している。市内の「いわき震災伝承みらい館」でも、震災、津波、原発事故の未曽有の複合災害の経験と教訓を捉える。
それぞれの訪問施設や地域の人びとから当時の思いを直接聞き、今なお原発事故の爪痕を残しながらも復興に向け歩み続ける福島の現状を体感し、震災や防災を改めて考えるとともに、"福島のいま"を忘れず私たちにできることを見つめ直す。
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