ファミリーマート 農福連携で農家の人手不足解消 地域で障がい者雇用創出へ2024年11月15日
ファミリーマートは、障がいのある社員が地域の農家と協働し、近隣の農家で栽培や収穫・出荷の作業を請け負う「農福連携」の取り組みを、千葉県と埼玉県で11月から開始した。
ファミリーマートは、2006年から千葉県流山市で、障がいのある社員による有機野菜の栽培を行っており、現在、約50人の社員が年間約50種類を栽培。収穫した有機野菜は社内販売のほか、農場近隣のファミリーマート店舗14店で販売するなど、地産地消にも取り組んでいる。
今回の農福連携の取り組みは、千葉県と農林中央金庫の協力で実施。千葉県のいちご農家「Ken'sGarden」(千葉県松戸市)と、小松菜農家のしゅん・あぐり(埼玉県八潮市)の賛同で実現した。農家の人手不足を補うとともに、障がいへの理解推進と地域で暮らす障がい者の雇用創出につなげることを目的としている。
ファミリーマートは2024年度、職域拡大やよりきめ細かなサポート体制を進めるため、障がいの専門知識を持つ社員を中心とした「ソーシャルサポートグループ」を新設。現在は、農場のほか店舗や本社など幅広い場所で障がいのある社員が活躍。法定雇用率2.5%を上回る3.19%と、安定した職場環境いつながっている。
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