恩納村コープサンゴの森連絡会 全国豊かな海づくり大会で「環境大臣賞」受賞2024年11月15日
パルシステム連合会が構成団体として参加する沖縄県恩納村コープサンゴの森連絡会は11月9日~10日、大分市で開かれた「第43回全国豊かな海づくり大会~おんせん県おおいた大会~」の漁場・環境保全部門で環境大臣賞を受賞した。
右から恩納村・長浜善巳村長、恩納村漁協・金城治樹代表理事組合長、パルシステム連合会・渋澤温之代表理事専務理事、株式会社井ゲタ竹内・竹内周常務取締役、パルシステム連合会・執行役員商品開発本部長野津秀男、商品開発本部第1商品部水産課課長吉江健一
同大会は、日本の食卓に安全で美味しい水産食料を届けるため、水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて漁業の振興と発展を図る目的で、毎年各地で開催。式典には天皇・皇后両陛下が毎年出席されることから、全国植樹祭、国民体育大会とあわせ三大「行幸啓」の一つとされている。
今回、恩納村コープサンゴの森連絡会は、漁場・環境保全部門で環境大臣賞を受賞。これは、「第36回全国豊かな海づくり大会~やまがた~」(平成28年9月10日~11日開催)での環境大臣賞受賞に続いて二度目の受賞となる。表彰にあたり、パルシステム連合会専務理事の渋澤温之氏(同連絡会会長)が天皇皇后両陛下との御懇談の場と式典行事に出席した。
同連絡会は、恩納村の特産であるモズクを作り、食べて、ともに育む「里海づくり」を推進。サンゴ養殖によるサンゴの植え付け、消費者との交流による生産物や産地への理解を深める活動、研究機関と連携した里海の管理手法の向上とこの活動が15年と長期にわたり継続されていること、またそれが陸域からの環境保全(赤土流出対策)にも取り組みが発展していることが高く評価された。
恩納村漁業協同組合は1998年、親サンゴを育て、サンゴ礁の海を育む活動を開始。2009年11月、この活動に賛同するパルシステム連合会、井ゲタ竹内、恩納村、恩納村漁協の4者が「恩納村美ら海産直協議会」を設立した。2012年4月には、同様の取り組みを行っている生協団体で「恩納村コープサンゴの森連絡会」を結成。現在では恩納村と恩納村漁協、井ゲタ竹内、生協からは東海コープ、アイチョイス、コープ北陸、コープ中国四国、パルシステムの5つの事業連合会、コープしが、京都生協、おおさかパルコープ、大阪よどがわ市民生協、コープこうべ、コープおきなわの6生協の全14団体が参加し、全国規模の取組みとなっている。
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