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農水省「あふ食堂」など5省庁食堂で「ノウフク」特別メニュー提供2024年11月26日

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飲食事業と水産事業を展開するSANKO MARKETING FOODSは11月25日~12月6日、受託運営する農林水産省の「あふ食堂」など官公庁受託運営5省庁の職員食堂で、農福連携で生産された農畜産物を使ったイベント限定の特別メニューを販売する。

農福連携で生産された農畜産物を使った特別メニュー

農福連携で生産された農畜産物を使った特別メニュー

農福(ノウフク)連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組み。今年は新たに11月29日(November(ノウ)29(フク))『ノウフクの日』が制定され、各所でイベントも企画されている。

今回で3回目となる同社のノウフク連携の取り組みは昨年と同様、各ノウフク事業所から提供された農畜産物を使い、各受託食堂で提供。特に農水省のあふ食堂では主食の米も、各産地から調達でき、期間内を中心に年末までノウフク連携で作ったお米の提供を予定している。

11月中のお米は、群馬県前橋市「社会福祉法人ゆずりは会菜の花」から提供された群馬県産のコシヒカリ新米。田植え、稲刈り、稲刈り後の乾燥、籾摺り、袋詰めまで全ての工程で施設の福祉利用者が携わった。農薬の使用も最小限の1度に留めて作られた特別栽培米。同施設の小渕施設長から「近年の異常気象により、群馬の夏の暑さはとりわけ厳しく、栽培が年々難しくなってきていると感じますが、今年は良い品質のものが収穫できた」太鼓判が押されたお米を提供する。

また、12月からのお米は、青森県黒石市の株式会社アグリーンハートから提供される青森県産「ムツニシキ」の新米。1972年にデビューした「ムツニシキ」は、1998年まで青森県の奨励品種で『おかず要らずのお米』として賞賛されたが、生産の課題が多いなどの理由で途絶えてしまった。その後、2015年に有機栽培農法による付加価値を持ったお米として『黒石米ムツニシキ』を復活させる事業がスタート。まだ収穫量は少なく県内でしか流通していないため、一般販売がなく「幻の米」として地元のお寿司屋さんや日本酒の原料としてPRしている。

同社は「全量有機米」を目標に、地元の自治体とも連携を取りながら、農福連携、専門機器を導入したスマート農業、就農女性の受け入れ、地元の子供達への職業体験・食育など、地域のコミュニティとして関わりを強めている。

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