クラフトビール醸造所で地方創生実現へ BEST BEER JAPANへ出資 アグリビジネス投資育成2024年12月3日
アグリビジネス投資育成株式会社は11月29日、クラフトビールの生産管理・販売支援におけるITサービスを開発・運営するBEST BEER JAPAN株式会社(BBJ社)に出資することを発表した。
2018年に設立されたBBJ社は、クラフトビール醸造所向けにERP(Enterprise Resource Planning)システムを提供し、在庫管理や受発注、酒税計算等に係るバックオフィス業務を統合的に管理することにより効率化。また、全国の飲食店や酒問屋と直接取引可能なB2BのECプラットフォームを開発・運営している。
これらのサービス・仕組みの提供により、小規模なクラフトビール醸造所であっても業務効率を高め、ビール造りに専念できる環境作りを支援。また、地域にあるクラフトビール醸造所の成長支援と経営の持続可能性を高めることで、日本のクラフトビール市場全体の発展を目指している。
クラフトビールは、大麦やホップなどの主原料に地域の特色ある副原料の添加により差別化を図ることができる。また、地域に根差した商品開発とインバウンド需要の獲得を通じて、地方創生の起爆剤になることが期待される。
アグリビジネス投資育成は、BBJ社のサービスにより、全国のクラフトビール醸造所の業務効率の向上と販売チャネルの拡大が実現し、地域を巻き込んで発展していくクラフトビール醸造所が各地に増えることを期待して出資を決めた。出資後は、株主の日本政策金融公庫、農林中央金庫など系統組織等のネットワークを活用しながら、BBJ社の事業をサポートする。
アグリビジネス投資育成は2002年に設立され、「国内農林漁業及び食品産業の持続的な発展」を目的として、漁業林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に関わる企業に地域活性化やビジネスの創出、新たなバリューチェーンの構築・改善等に取り組む事業者を支援している。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】農水省(4月21日付)2025年4月21日
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日