食品ロス削減へ「キユーピー マヨネーズ」賞味期間を1か月延長2024年12月4日
キユーピーは、「キユーピー マヨネーズ」の賞味期限を「年月日表示」から「年月表示」に変更し、併せて賞味期間を12か月から13か月に延長。対象商品は、キユーピー マヨネーズの450gと350gの2容量で、12月製造分から順次切り替える。
賞味期間を12カ月から13カ月に延長する「キユーピー マヨネーズ」450g(左)と「キユーピー マヨネーズ」350g(右)
キユーピーグループは、2018年9月に初めて、市販用介護食「やさしい献立」シリーズで「年月表示」を採用以降、対応商品を拡大してきた。このほど、主力商品のキユーピー マヨネーズに対象を広げることで、サプライチェーンにおける食品ロスの削減や物流の効率化につなげる。
食品ロスは、まだ食べられるにも関わらず捨ててしまう食品のこと。日本では、年間約472万トンの食品ロスが発生しており、これは日本人1人当たり毎日おにぎり約1個分のご飯を捨てる量に相当する。
年月表示への変更と賞味期間を延長することで、家庭での賞味期限切れが減るだけではなく、メーカーへの返品・廃棄削減が期待できる。また、配送時にも日付ごとに管理する必要がなくなることから、物流の効率化につながるほか、人手不足の小売店等においても品出し作業の負荷が軽減されると考えられる。
こうした背景から、同社は主力商品のキユーピー マヨネーズでも検証を行い、450gと350gの2つの容量で年月表示の採用と賞味期間の延長を実施する。
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