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森トラストが老舗ベーカリーの浅野屋をグループ傘下に 子会社の万平ホテルが株式取得2024年12月24日

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全国でホテル・リゾート施設を運営する森トラストグループは連結子会社の万平ホテル(東京、佐々木一郎社長)を通じて、老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」を運営する浅野屋(東京、上杉則彦社長)の株式を取得し、25年1月31日付でグループ傘下に入れる。12月23日に株式譲渡契約を結んだ。

森トラストグループから浅野屋に取締役を派遣し、浅野屋の技術力と万平ホテルのホスピタリティの相乗効果を狙う。万平ホテルのカフェ運営ノウハウで「ブランジェ浅野屋」のカフェ業態を強化し、森トラストグループが展開する日本国内35カ所のホテル・リゾート施設、カフェ施設でもパンの商品力やバリエーションを強する。万平ホテルの土産や食品部門の商品開発も強化する。

浅野屋は1933年に東京千代田区麹町で創業し、1944年には軽井沢店を開業した。現在「ブランジェ浅野屋」は軽井沢3店、東京中心に関東で16店舗がある。1980年代には日本で初めて円形石窯を設置したり、天然酵母をパン作りに積極的に採用するなど時代に合わせて進化し、技術力にも定評がある。

万平ホテルは1894年に長野県軽井沢で西洋客向けに創業。1997年2月から森トラスト傘下で経営している。今年10月には創業130周年記念事業としてリニューアルオープンした。

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