帰省など国内移動やインバウンドで堅調 外食産業市場動向調査12月度 日本フードサービス協会2025年1月28日
日本フードサービス協会は1月27日、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の2024年12月度の集計結果を発表した。
雨天が少なく天候に恵まれた12月は、さらに年末年始が例年より長い連休で、年末帰省などの国内移動や単月で過去最高となる訪日外客数により外食需要は好調。外食全体の売上は前年比106.6%となった。一方で、仕事納めが27日となった曜日周りにより、オフィス立地の飲酒業態などの売上はほぼ横ばいとなった。
業態別はファストフード(FF)の全体売上106.5%。「洋風」は、クリスマス商品の訴求により需要堅調で、売上101.7%となった。「和風」は、高単価の海鮮メニューが好調で客単価を押し上げ、売上114.8%。「麺類」は、期間限定で意外性のあるサイドメニューなどが売上に貢献し、115.9%。
「持ち帰り米飯/回転寿司」は、価格改定による単価上昇で「持ち帰り米飯」の売上は確保されたが、「回転寿司」では逆に客数減となったところもあり、全体として売上101.9%となった。「その他」は、「アイスクリーム」がクリスマス用アイスケーキの売れ行き好調、「カレー」は価格改定による単価上昇で、売上は107.8%となった。
ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は107.8%。FRは、全般的に帰省などによる年末需要が旺盛で、「洋風」は、半額クーポンなどのお得なキャンペーンで集客する一方、年末向け高単価メニューを打ちだすなどにより、売上106.4%。「和風」は、期間限定の食べ放題キャンペーンなどが集客増に貢献し、売上111.6%だった。
「中華」は、創業記念キャンペーンなども好調で、売上112.1%。「焼き肉」は、土日数が少ない曜日周りが影響し、売上は102.8%に留まった。
パブ・居酒屋業態は、飲酒業態は、全般的に忘年会の事前予約が好調で、帰省客で賑う店もあったが、仕事納めが27日と例年より早く、休前日の少ない曜日周りでオフィス立地の店を中心に予約以外の集客が伸びず、売上はほぼ横ばいの101.0%。
ディナーレストラン業態は、引き続き好調のインバウンド需要に加えて、帰省などによる年末需要も堅調、インフルエンザの流行や人手不足がマイナス要因となったものの、売上は104.6%。
喫茶業態は、価格改定による客単価の上昇に加え、年末が長期連休となりターミナルや観光地立地の店が好調。年末の福袋販売なども売上増につながり、売上108.0%となった。
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