木材情報プラットフォーム構築で国産材流通を活性化「森未来」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年1月29日
アグリビジネス投資育成株式会社は1月28日、『Sustainable Forest:持続可能な森林をつくり、次の世代へ繋いでいく』をミッションに掲げ、木材情報プラットフォームの提供と木材流通の変革に取り組む株式会社森未来に出資することを発表した。
日本は国土の約7割を森林が占める世界有数の森林大国だが、林業の担い手の減少や木材価格の低迷などの課題もあり、木材自給率は約4割に留まっている。一方、脱炭素社会の実現が求められる中、国産材の利用拡大への期待が高まっている。
森未来は、木材に関する情報を集約するプラットフォーム『eTREE』の企画・運営を通じ、木材利用者のニーズに応じたサプライチェーンの構築を支援。木材の調達においては、適切な木材の選定、仕入先のアレンジ、塗装や不燃加工の手配など、多様な知見が必要とされる。
同社は、全国の木材事業者との連携を強みとし、設計士やデザイナーなどの利用者に対して木材利用のアドバイスから調達・加工までをワンストップで提供することで、国産材の利用促進に貢献している
アグリビジネス投資育成は、森未来が木材情報の活用を通じて木材流通の効率化を実現し、将来的には川上の森林情報の活用による流通合理化や森林産業の活性化を目指している点を評価し出資を決めた。アグリビジネス投資育成においては木材流通業界への第一号案件となる。
アグリビジネス投資育成は出資後、株主の日本政策金融公庫、農林中央金庫など系統組織等のネットワークを活用しながら、森未来の事業を支援する。
アグリビジネス投資育成は2002年に設立され、「国内農林漁業及び食品産業の持続的な発展」を目的として、漁業林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に関わる企業に地域活性化やビジネスの創出、新たなバリューチェーンの構築・改善等に取り組む事業者を支援している。
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