北海道産小麦「春よ恋」100%使用第3弾「haru_koi 100 black」発売 小田象製粉2025年2月18日
小田象製粉(岡山県倉敷市)は2月18日、北海道産小麦「春よ恋」を100%使用した「haru_koi 100」シリーズの第3弾「haru_koi 100 black」を発売した。

haru_koi 100 blackとharu_koi 100 blackを使用したバゲット
「haru_koi 100 black」は、北海道産小麦「春よ恋」を100%使用し、風味を最大限に追求する製粉技術を用いた小麦粉。極めて少ないイースト量で長時間発酵させるバゲットで顕著に小麦の風味が際立ち、噛めば噛むほど深い味わいを感じることができる。また、他の小麦粉とのブレンドにも適しており、用途に応じた二次加工の可能性を広げる。
ベーカリー業界でも、ソーシャルメディアを通じてフランスやドイツなどヨーロッパのパンスタイルを取り入れる動きが広がっている。これらの地域では、伝統的に灰分値の高い小麦粉がハード系の商品に使われ、風味豊かで味わいの深いT65(type65)のような小麦粉が使われている。
一方で、輸入小麦粉の安定供給に対する懸念や、日本人の好みに合ったヨーロッパのパンスタイルを取り入れた商品を作りたいという要望から、国産小麦を使用したハード系パン用粉のニーズが高まっている。同社はこうしたニーズに応えるため、人気シリーズ「haru_koi 100シリーズ」の第3弾として、ヨーロッパのT65(type65)の規格に合わせ、北海道産小麦「春よ恋」の風味を最大限に追求した「haru_koi 100 black」を開発した。

haru_koi 100シリーズ
2022年5月に発売された「haru_koi 100」シリーズの「haru_koi 100 white」は、"春よ恋"の厳選された中心部分だけ使用。白い色調と優れた吸水性を備えており、高級食パンやバターの風味を活かしたパン作りに適している。また、「haru_koi 100 red」は、"春よ恋"の中心部分から表皮に近い部分まで粉砕したロング挽き小麦粉。リーンな配合ほど香ばしい風味を感じられ、ボリュームを求めたパン作りにも適している。
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