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外食需要堅調も、企業間で明暗 外食産業市場動向調査1月度 日本フードサービス協会2025年2月26日

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日本フードサービス協会は2月25日、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の2025年1月度の集計結果を発表した。

1月は、12月に引き続き、年末年始の長期連休で活発な国内移動と単月訪日外客数が過去最高を更新したインバウンド増により外食需要は堅調。外食全体の売上は前年比107.7%となった。断続的な価格改定による単価上昇で、外食全体の売上は前年を超えているが、消費者の低価格志向が強まる中、一部で客数が前年割れのところもあり、業種間・企業間で差が見られた。

業態別はファストフード(FF)の全体売上108.1%。「洋風」は、年始需要や各種キャンペーンの好調で、売上105.1%となった。「和風」は、値引きキャンペーンが集客に貢献し、売上113.1%となった。

「麺類」は、年始のフェアメニューの好調などで、118.1%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、引き続き価格改定による単価上昇で売上を維持しているものの一部で客数減が見られ、売上は101.3%。「その他」は、「アイスクリーム」がアイスケーキなど新商品を発売しテイクアウト商品が好調、「カレー」の価格改定も売上を押し上げ、全体の売上は109.7%となった。

ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は107.2%。FRは、全般的に年始の帰省需要が好調。半額クーポンなどお得なキャンペーンの展開と、高単価メニューの人気がともに好調で、「洋風」は売上106.4%。「和風」は売上108.9%。

「中華」は、各種キャンペーンが奏功し引き続き好調で、売上113.0%。「焼き肉」は、年始の売れ行き好調と価格改定による客単価上昇などで、売上102.0%となったが、客数は伸び悩んだ。

パブ・居酒屋業態の飲酒業態は、月中旬に苦戦したところもあったが、年始や新年会需要は比較的堅調に推移。立地によってはインバウンド需要などもあり、「パブ・居酒屋」の売上は104.7%。業態全体の客単価は前年を上回っているが、低価格指向に合わせた業態に転換する等、一部では客単価が前年を下回るところも見られた。

ディナーレストラン業態は、中華圏で「春節」が始まり、インバウンド需要が他業態よりも好調なところが多く、帰省などによる外食需要の堅調
もあり、売上105.0%となった。

喫茶業態は、原料高による価格改定で客単価が上昇、好天に恵まれたことで客数も堅調に推移し、売上109.8%となった。

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