JSS蚕糸の日2025「国産蚕糸・絹の価値とは」開催 日本サステナブルシルク協会2025年2月27日
日本の蚕糸業を100年後の未来に繋ぐことをめざす日本サステナブルシルク協会(JSS)は3月4日、「JSS蚕糸の日2025~国産蚕糸・絹の価値とは~」と題するイベントを京都市国際交流会館の会場とオンラインで開催する。
最盛期には220万戸あった、繭を作る養蚕農家は現在146戸となった。日本で生まれた繭を用い、日本で完成された生糸の生産量は1990年で5622トンあったが、2023年には9トンにまで減少。また、国内で使われる生糸におけるシェアは、1990年には33.83%であったが、2023年時点で0.15%まで落ち込み、このままでは数年以内になくなる危機的状況にある。
国内で海外の絹や海外産の繭を用いた絹が多く使われている現状において、「日本で生まれた繭を用い、日本で完成された絹」の活路のひとつは、その魅力を活かすことのできる個性あるものづくりとJSSは考えている。
同イベントでは、産業の現状や、国産の繭を使用した絹の特徴のプレゼンテーション、特徴を活かしたものづくりの事例を紹介。また、全員参加のディスカッションを通して、100年後の未来に繋ぐための具体的な行動案を出す。桑や養蚕農家から糸づくり、製品づくりに関わる作り手から消費者まで、参加を募っている
◎「JSS蚕糸の日2025~国産蚕糸・絹の価値とは~」概要
日時:3月4日13:15〜17:30(12:30開場)※18:00~19:30 同会場で懇親会を実施
場所:京都市国際交流会館 イベントホール(京都府京都市左京区粟田口鳥居町2−1)
参加費:会場2500円(当日現金払い、懇親会別途2500円)、オンラインは無料
参加対象者:絹関係者・一般
定員:会場132人(先着順)、オンライン500人
申込方法:下記リンクのWEBフォームから。メールの場合は件名に「JSS蚕糸の日」と入力し申込みを。
申込み期限:3月2日
◎プログラム
1. オープニング(13:15~13:45)30分
登壇者:芦澤洋平氏(日本サステナブルシルク協会)
2. プレゼン「国産繭を使用した絹の魅力と未来」(13:45~14:05)
登壇者: 鈴木咲絵氏(日本サステナブルシルク協会)
<内容>
・絹の一般的な特徴、性質
・国産繭を使用した絹の特徴
3. 国産繭を使用した絹の魅力を活かすものづくり1(14:15~14:40)
4. 国産繭を使用した絹の魅力を活かすものづくり2~綾の手紬染織工房~(14:40~15:00)
登壇者: 二上拓真氏(日本サステナブルシルク協会)
<内容>
・綾の手紬染織工房のものづくり
・伝統で新しいものづくりをする中で感じること
5. ワークショップ「国産繭を使用した絹の未来を切りひらく」(15:15~17:00)
<内容>
課題ごとにグループに分かれ具体的な行動案を考える。
6. クロージング(17:10~17:30)
7. 懇親会(18:00~19:30)
ワークで出た具体的なプランを実現する仲間と繋がるための懇親会。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会】JA全青協OBの思い 経験が糧に(2)生産者の声 発信が大切2025年2月27日
-
【座談会】JA全青協OBの思い 経験が糧に(3)先が分かる経営者たれ2025年2月27日
-
バイオスティミュラント表示のガイドライン パブリックコメントの募集へ 農水省2025年2月27日
-
社員が米づくり 海外店舗へ輸出 プレナス2025年2月27日
-
23年の農作業事故死亡者数が高水準に 熱中症、未熟練作業者に専用研修など強化 農水省2025年2月27日
-
花が咲いていない真冬のチューリップ祭り【花づくりの現場から 宇田明】第54回2025年2月27日
-
「故郷」を後にする老人のつぶやき【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第330回2025年2月27日
-
大分県のねぎ産出額100億円達成、生産振興大会を開催 JA全農おおいた2025年2月27日
-
スキムミルク使用「一条もんこの明日も食べたい モゥ~っとミルクのキーマカレー」新発売 JA全農2025年2月27日
-
岩手県大船渡市の大規模火災への相談対応 JAバンク、JFマリンバンク2025年2月27日
-
農家向け栽培管理アプリ「Agrihub」に新機能「AI栽培レポート」追加 アグリハブ2025年2月27日
-
千葉県香取市 移住・広報・農業・観光の4分野で地域おこし協力隊を募集2025年2月27日
-
JSS蚕糸の日2025「国産蚕糸・絹の価値とは」開催 日本サステナブルシルク協会2025年2月27日
-
「ノウキナビ」自社配送サービス開始 中古農機具も自宅まで配達 唐沢農機2025年2月27日
-
適用拡大情報 殺虫剤「日曹フェニックスフロアブル」 日本曹達2025年2月27日
-
「米5kgはお茶碗76杯分」小売店向け訴求POPデータに新デザイン アサヒパック2025年2月27日
-
北洋銀行と農業融資分野におけるCDS基本契約締結 日本公庫2025年2月27日
-
藤沢の配送センターで地域交流イベント開催 パルシステム神奈川2025年2月27日
-
東日本大震災 被災地ゆかりのゲストが語るオンラインイベント開催 パルシステム東京2025年2月27日
-
都会の子どもにニッポン農業を発信「ファーマーズ&キッズフェスタ2025」に出展 ぐるなび2025年2月27日