牛乳の香りに脳の働きを安定させる効果を発見 雪印メグミルク2025年3月28日
雪印メグミルクは、十文字学園女子大学小長井ちづる准教授との委託共同研究で、牛乳の香気成分に、脳の鎮静効果があることを明らかにし、研究成果を、3月4日~8日開催の「日本農芸化学会2025年度札幌大会」で発表した。
食品の香りの中には、脳機能を安定化、鎮静化させる効果をもつものがあることが知られている。同研究では、牛乳の新たな価値を見出すため、牛乳の香りに着目した結果、牛乳の香りには、脳の働きを安定させる効果(鎮静効果)があることがわかった。
◎発表内容の概要
十文字学園女子大学小長井ちづる准教授との委託共同研究「牛乳の香りによる脳機能の安定化」
<発表内容の要約>
牛乳の香りが脳の働きに与える影響を、蒸留水を比較対照として、脳波測定(脳波背景活動、事象関連電位P300)および心拍測定、主観的評価法にて確認した。
その結果、牛乳の香りを嗅いだ際は、脳の働きが安定した状態を示す値(α2波パワー値)が、後頭部で有意に高かった。この結果は主観的評価において匂いを知覚できた人、できない人に関わらず相違がなかった。
このことより、牛乳の香りには脳の機能を安定化させる効果(鎮静効果)があること、また、その効果は牛乳の匂いを知覚できるか否か、あるいは匂いが好きか否かに関わらず観察されることが示された。
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