「核燃料サイクルを考えるシンポジウム」開催 生活クラブ2025年3月31日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会が実行委員として参加する核燃料サイクルを考えるシンポジウム実行委員会は4月12日、「核燃料サイクルを考えるシンポジウム」を日本教育会館大ホール(東京都千代田)で開催する。
1985年に青森県議会が核燃料サイクル施設の受入れを決めてから、今年で40年が経過する。その間、東京電力福島第一原発事故、高速増殖炉もんじゅの廃炉など、原子力発電を取り巻く状況は一変。核燃料サイクルの主要施設である六ヶ所再処理工場は1993年の着工から30年超が経過した今もなお竣工延期を繰り返し、稼動前に老朽化が進んでいる。
この間に巨額の費用が注ぎ込まれ、仮に稼働したとしても維持費用がさらに積み上がっている。原発の使用済み核燃料を再処理して回収されるウランやプルトニウムが準国産エネルギー資源になり得るとして政府が進めてきた核燃料サイクルは、政策の整合性、合理性、経済性など、どの側面から見ても完全に破綻している。
一方、政府はエネルギー政策の中長期的な指針となる「第7次エネルギー基本計画」を2月18日に閣議決定。「可能な限り依存度を低減する」とした東日本大震災後の政策から、原発再稼働・建替えに大きく舵を切った。同シンポジウムでは、核燃料サイクルとは何か、なぜこのような状況に至ったのか、状況を打破するすべは何か。ともに考え、大電力消費地である首都圏から原発・核燃料サイクル政策の根本的転換を訴える機会とする。
◎「核燃料サイクルを考えるシンポジウム」概要
日 時:4月12日 13:30~16:30(13:00開場)
会場:日本教育会館大ホール(東京都千代田区一ツ橋2丁目6−2)
【内容】
・主催者あいさつ
<問題提起>
鈴木達治郎さん(長崎大学 RECNA客員教授)
澤井正子さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団 運営委員)
<パネルディスカッション>
「核燃料サイクル政策を多様な視点で考える」
モデレーター:松久保肇さん(原子力資料情報室)
パネリスト:鈴木達治郎さん(長崎大学 RECNA客員教授)、鹿内博さん(青森県議会議員原子力・エネルギー対策特別委員)、田中美穂さん(カクワカ広島 共同代表)、元Fridays For Future Japan 足立心愛さん
重要な記事
最新の記事
-
地域を守る闘いに誇り 元農林中金副理事長 上山 信一氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月1日
-
地域を守る闘いに誇り 元農林中金副理事長 上山 信一氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月1日
-
JA全農が新規採用職員入会式 石川佳純さんが激励 279人に辞令2025年4月1日
-
ベトナム産米、2万トンの日本向け輸出計画 国産米に近いジャポニカ米 きらぼし銀行支援2025年4月1日
-
政府備蓄米 第2回入札は100%落札 60kg2万722円2025年4月1日
-
米卸の在庫 集荷業者外からの仕入れ増える 2月末2025年4月1日
-
全国の総合JA数 496 4月1日現在2025年4月1日
-
【農業機械安全性検査新基準の解説】機械の側から危険な作業をなくす 農研機構に聞く(1)2025年4月1日
-
【農業機械安全性検査新基準の解説】機械の側から危険な作業をなくす 農研機構に聞く(2)2025年4月1日
-
7年産米概算金は先物市場の価格が参考に【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月1日
-
活力ある土づくり実践集団連絡協議会研修会を開催 JA全農山形2025年4月1日
-
山あいで育った「宇和茶」の甘みと香り 遠赤外線製法でじっくり乾燥 JAひがしうわ2025年4月1日
-
ササニシキのDNA継ぐ新たな神話 大崎耕土が生んだ「ささ結」 JA古川2025年4月1日
-
北総台地で育った「べにはるか」使った干し芋 サツマイモ本来の自然な甘み JA成田市2025年4月1日
-
和歌山の旬を産地直送で「ココ・カラ。和歌山マルシェ」オープン JAタウン2025年4月1日
-
JAみやざき「Tege Mahalo(テゲマハロ)」リニューアルオープン JAタウン2025年4月1日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年4月1日
-
【役員人事】農林中金アカデミー(4月1日付)2025年4月1日
-
埼玉県で開催予定の第75回全国植樹祭に木製品寄贈、木育授業も実施 農林中金2025年4月1日
-
300名にプレゼント「農作業スタートダッシュ応援キャンペーン」4/1から開催 デンカ2025年4月1日