高致命率のマダニ媒介性感染症SFTSの感染が発生しやすい環境を解明2025年4月9日
森林研究・整備機構森林総合研究所と札幌東徳洲会病院の研究グループは、マダニ媒介性感染症の患者の発生が林縁や温暖な場所で多いことを明らかにした。
研究で示されたSFTSに感染しやすい環境のイメージ(赤の太い線)
媒介性感染症についてはワクチン等による予防体制が整っていないため、感染を避けることが重要。感染を避けるには、SFTSに感染しやすい環境条件を明らかにする必要があるが、そのような環境条件は未解明だった。
同研究では、SFTSの患者の発生地点とその周辺の環境条件を調べ、統計モデルによる解析を行った結果、SFTSの患者は、人間と野生動物の接点となる林縁が多く、気候が温暖な場所で多く発生していたことを明らかにした。
同研究成果は、どんな環境条件でSFTSの感染が発生しやすいかを示すことで、感染リスクを正しく恐れながら野外活動を行うことを可能にし、地域の感染症リスクを緩和させるための土地利用や生態系管理の検討に役立つ知見を提供するもの。
この研究成果は1月26日、『EcoHealth』誌でオンライン公開された。
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