石和温泉駅前に「ジェラート・干し芋」工場と直売所がオープン 規格外品にも新たな価値 KEIPE2025年4月11日
山梨県内で障害者の就労支援事業、地域商社事業などを行っているKEIPE(山梨県甲府市、赤池侑馬代表取締役)は5月2日、山梨県笛吹市にジェラート・干し芋の工場と直売所をオープンする。
ジェラートと干し芋の工場・直売所
同社は「企画で規格を超えていく」をテーマに、規格外品も正規品同様に積極活用し「農家が安心して作物づくりに専念」できる環境作りを目指している。生食用としての販売から加工品の企画・開発まで責任を持ち、畑で生まれた農作物を余すことなく生かして地域に還元する。4月25日には内覧会とテープカットを行う。
販売されるジェラートと干し芋
取扱商品はドライフルーツ(無添加・砂糖不使用)、国産さつまいもの干し芋(直売所隣の自社工場で製造、糖度60度)、国産フルーツと牛乳のジェラート、乳製品を使わないフルーツベースのソルベ、新鮮なフルーツ(桃・ぶどうなどの正規品・規格外品ともに)。昨年6〜10月にはふるさと納税やECサイトを通じて、フルーツ総量100tを出荷した。
同社は農家の「後継者不足・規格外品の行き場がない」などの悩みを聞き、規格外の桃を販売したところ反響があり、2020年に地域商社事業をスタート。直売所は「より多くの農家さんとともに、規格外を含めすべての作物に価値をつくり、畑から消費者の手元まで繋ぐことができる」(飯室和希地域商社事業部部長)との考えから立ち上げた。現在は山梨県の農作物を中心に扱っているが、今後は取り扱う作物を全国に広げる。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日
-
つくば市の農福連携「ごきげんファーム」平飼い卵のパッケージをリニューアル発売2025年4月18日
-
日清製粉とホクレンが業務提携を締結 北海道産小麦の安定供給・調達へ2025年4月18日
-
森林再生プロジェクト「Present Tree」20周年で新提案 企業向けに祝花代わりの植樹を 認定NPO法人環境リレーションズ研究所2025年4月18日
-
「バイオものづくり」のバッカス・バイオイノベーションへ出資 日本曹達2025年4月18日