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流通:食は医力

【シリーズ・食は医力】第66回 むくみは大事なシグナル2014年10月21日

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【浅野純次 / 石橋湛山記念財団理事】

・日本人に多い病状
・体内に水分が多すぎる
・利尿効果が高いのは
・原因解消が大事

 体がだるい、やる気が出ない、夜中にトイレで何度も起きる、尿の量が減った、昼間の居眠りが多くなった、あちこちがかゆい、などという人は、多くの場合、腎臓や肝臓に問題があり、はっきり気がつかないけれど体がむくんでいることが多いのです。

◆日本人に多い病状

 腎臓と肝臓は「肝腎(肝心ともいう)な点だ」などというようにとても大事な臓器です。急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ、腎不全などの腎臓病、そして肝臓病は素人療法ではいけません。早めに医師の診断に従うことが必要です。
 ただ、なんとなくむくんでいるようだという初期症状は、食をはじめ日常生活である程度は対応すべきですから、今回はその話をしたいと思います。
 むくみは顔や手足で気がつくことが多いですが、もちろん体全体がむくむこともあります。太っている人は気がつきにくいけれど、最初に挙げた症状などで疑ってみましょう。
 むくみは日本人に比較的多いとも言われる病状なので、自分自身や家族は常時、注意して見守りたいものです。
 むくみの初期は久しぶりに会った友人などから指摘されることも多いので参考にするのも一法でしょう(むくみと関係なく、単純に「最近太ったね」と言われる場合も多いですが・・・)。

 

◆体内に水分が多すぎる

 顔(特にまぶた)がはれぼったくなったようだ、ふくらはぎのあたりが太くなった、靴がきつくなった、なども気をつけるべき変化です。
 お勧めの自己診断法としては、むこうずね(いわゆる弁慶の泣きどころ)を強く押し続けてみて、出来たくぼみがすぐ元に戻らないようなら、むくみを疑わないといけません。
 なぜむくみがいけないか。体脂肪が多いのが肥満なのに対し、水分が体内に多すぎるのがむくみです。その余計な水分(組織液)というのは毒素や老廃物を抱え込んでいるので、それが体にいろいろな障害を引き起こすことになります。
 尿をどんどん出して排毒することはとても重要なのに、その機能が落ちているわけですから、軽んじてはいけません。

 

◆利尿効果が高いのは

 では、むくみをとるにはどうしたらいいか。何より利尿作用を高めて余計な水分を除くことです。昔から利尿に効果があると言われてきたのがトウモロコシのあの茶色い毛(ヒゲ)で、煎じて飲みます。わが家でもよく利用したものでした。
 それが面倒なら、トウガン(冬瓜)などウリ類でしょう。トウガンの含め煮はこれからの季節にぴったりです。
 いちばんのお勧めはアズキで、塩味で柔らかく煮て皮ごと、汁もいただくと効果的です(ただし塩はごく薄味で)。カボチャと一緒と煮てもよく、わが家では砂糖は用いませんが、十分甘く、人気メニューの一つです。
 昔、脚気はむくみの病気でもありました。これはビタミンB1の不足から起きるので、B1が豊富なアズキはその点でも最適なのです。
 玄米や胚芽米もむくみには効果があり、緑黄色野菜、根菜類、海藻、小魚類、ゴマ、梅干、ナッツなどによって、組織を引き締めたり、腎機能を強めたりすることも大事です。

 

◆原因解消が大事

 要するに一方では体内に毒素が発生するのをできるだけ防ぎ、発生したらしたで排毒を活発に行うこと。これ基本なのです。
 むくみのときに塩分と水分の摂取はどうかという問題ですが、これは病状によって制限するかどうか違ってきます。
 基本的に塩分は減塩食によって減らすのがよく、一方、水分も体内に水分が多いのだから摂取は減らすべきだと思いがちですが、それよりも排尿や発汗のほうが大事です。
 いずれにせよ、むくみは不健康のシグナルの一つですから、軽視しないでください。むくみを取ることもさることながら、むくみの原因を解消することが大事というのが、私のいちばん言いたいことです。

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