超耐塩性イネ品種を開発 国際稲研究所2013年5月27日
国際稲研究所(IRRI)は超耐塩性イネの新品種を開発したと発表した。研究チームは「5年以内に農業者が生産できるような新品種にしたい」としている。
このイネを開発したのは同研究所のKshirod Jena博士の研究チームだ。
海水など塩分を含む水でも育つ特殊な非食用の野生イネ品種と食用の品種を交配することで開発した。従来のイネ品種と異なり、葉の中に塩腺を持ち、吸収した塩分を空気中に放出することができるため、約2倍の耐塩性を持たせることに成功した。
「塩害を受けた海岸地域の農地でも生産できる」ため、沿岸部での食糧生産増産や農業者の所得向上に貢献できると期待を寄せる。
このイネの開発経緯(英文)などは、IRRIホームページで閲覧できる。
(関連記事)
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