超耐塩性イネ品種を開発 国際稲研究所2013年5月27日
国際稲研究所(IRRI)は超耐塩性イネの新品種を開発したと発表した。研究チームは「5年以内に農業者が生産できるような新品種にしたい」としている。
このイネを開発したのは同研究所のKshirod Jena博士の研究チームだ。
海水など塩分を含む水でも育つ特殊な非食用の野生イネ品種と食用の品種を交配することで開発した。従来のイネ品種と異なり、葉の中に塩腺を持ち、吸収した塩分を空気中に放出することができるため、約2倍の耐塩性を持たせることに成功した。
「塩害を受けた海岸地域の農地でも生産できる」ため、沿岸部での食糧生産増産や農業者の所得向上に貢献できると期待を寄せる。
このイネの開発経緯(英文)などは、IRRIホームページで閲覧できる。
(関連記事)
・新型農機など5件を選定 農業新技術2013(2013.04.08)
・10作物15品目を農林認定品種に 農水省 (13.04.05)
・トビイロウンカの遺伝地図作製 イネ害虫では世界初(2013.03.07)
・アフリカ稲のゲノム塩基配列を1部解読 品種改良に期待広がる 生物研(2011.08.19)
重要な記事
最新の記事
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日
-
厚木・世田谷・北海道オホーツクの3キャンパスで収穫祭を開催 東京農大2024年11月22日
-
大気中の窒素を植物に有効利用 バイオスティミュラント「エヌキャッチ」新発売 ファイトクローム2024年11月22日
-
融雪剤・沿岸地域の潮風に高い洗浄効果「MUFB温水洗浄機」網走バスに導入 丸山製作所2024年11月22日
-
農薬散布を効率化 最新ドローンなど無料実演セミナー 九州3会場で開催 セキド2024年11月22日
-
能登半島地震緊急支援募金で中間報告 生産者や支援者が現状を紹介 パルシステム連合会2024年11月22日