アリの新規タンパク質発見 駆除薬開発に期待2014年3月4日
農業生物資源研究所は、アリの情報伝達物質に特異的に結合する新規タンパク質を発見し、このほど発表した。害虫のアリ以外には作用しない農薬の開発につながるものと期待される。
アリは女王フェロモンなど、分泌する化学物質で情報伝達し、集団生活を維持している。この情報伝達物質はアリの触角にある「輸送タンパク質」によって、嗅覚や味覚を司る神経細胞に輸送され、細胞膜の受容体タンパク質と結合する。
同研究所が富山県立大学、東京大学、筑波大学と共同で、クロオオアリの働きアリの触角から発見した新規タンパク質は「アリNPC2」。これまで知られていた数種類の情報伝達物質だけを運ぶ輸送タンパク質とは異なり、オレイン酸などの脂肪酸、酢酸ヘキサデシル、酢酸オクタデシル、リノレイルアルコールなど幅広い種類の情報伝達物質と結合し、輸送することが分かった。
NPC2に似たタンパク質はヒトにもあるが、これはコレステロールを輸送し、脂肪酸とは結合しない。アリNPC2を標的とした薬剤を創出することで、害虫アリには効果があるが、ヒトや他の生物には影響のない、環境にやさしい薬剤の開発につながるものと、同研究所は期待する。
重要な記事
最新の記事
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(103)ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター(5)【防除学習帖】第342回2026年3月28日 -
シンとんぼ(186)食料・農業・農村基本計画(28)大豆に関するKPIと施策2026年3月28日 -
農薬の正しい使い方(76)脂質合成阻害(非ACCase阻害)剤【今さら聞けない営農情報】第342回2026年3月28日 -
スーパー米価、6週連続下落で3978円に ブレンド米が安売り牽引2026年3月27日 -
共同利用施設の再編集約・合理化 国の支援、もっと届くには 国会で議論活発2026年3月27日 -
【人事異動】あぐラボ 新理事長に土田智子氏2026年3月27日 -
【人事異動】農研機構の新理事長に千葉一裕氏2026年3月27日 -
JAたじま青壮年部の「ラジコン草刈り機」共同利用 鈴木農相、高く評価 横展開へ周知図る2026年3月27日 -
【中酪2026年度事業計画】酪農家減に危機感 需給安定、基盤強化へ全力2026年3月27日 -
(478)大人の「卒業」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2026年3月27日 -
【高市政権を考える】米国に憲法9条を イラン攻撃 国際法違反の「悪の枢軸」 「月刊日本」編集長・中村友哉氏2026年3月27日 -
「焼肉・すき焼き 純 池袋店」4月3日にリニューアルオープン JA全農2026年3月27日 -
ニッポンエールとコラボ「大阪府産デラウェアサワー」「兵庫県産淡路島なるとオレンジサワー」新発売 富永貿易2026年3月27日 -
家族ウケ抜群「旬の佐賀県産アスパラガス」簡単レシピ公開 JAグループ佐賀2026年3月27日 -
「国消国産」を楽しく学ぶ新CMとSNS用ショート動画を公開 JAグループ2026年3月27日 -
大阪府と包括連携協定 農業の担い手育成に重点 フィリップ モリス ジャパン2026年3月27日 -
漆の植栽で福島・阿武隈の里山再生へ「阿武隈牛の背ウルシぷろじぇくと」と連携開始 グリーンコープ2026年3月27日 -
山梨県富士川町、JA山梨みらい、富士川町商工会と包括連携協定を締結 タイミー2026年3月27日 -
農泊情報サイト「FARM STAY Japan」団体旅行マッチング機能を新設2026年3月27日 -
農水省「令和7年度農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明書」取得 バカン2026年3月27日


































