穀物乾燥機の省エネ性能評価法を確立 農研機構2014年4月16日
農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは4月15日、穀物乾燥機の省エネ性能を評価する試験方法を確立したと発表した。
穀物乾燥機での乾燥開始時の籾水分や雰囲気温湿度などの条件を揃えて乾燥試験を行うことは困難であり、乾燥試験で消費されるエネルギーをそのまま型式間の比較データとして用いることはできない。
今回、農研機構が確立した評価試験方法は、基準値を設定して、試験時との差に基づいて補正することで、再現性の高いエネルギー消費を求めることができる。
このことで、型式間の比較試験データはユーザーが購入する際の有益な情報となり、省エネ性能の高い機械の普及につながるとしている。
またこの試験方法は、平成25年度から(一社)日本農業機械化協会が開始した「農業機械の省エネルギー性能評価表示制度」の評価試験方法として採用されている。
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