農機・技術の新規研究課題を決定 農研機構2014年4月16日
農研機構生研センターは生産性向上、食の安全・安心、省力化、環境負荷の低減などに役立つ新たな農機・技術の研究開発を行っている。4月15日、今年度から新たに研究に取り組む14課題を発表した。
新規14課題の内訳は、農業機械等緊急開発事業4件、基礎基盤研究10件。
各研究課題の内容は次の通り。
【農業機械等緊急開発事業】
▽大豆用高速畝立て播種機
畝立てと大豆の播種を同時に高速で行う作業機の開発。
▽高機動畦畔草刈機
畦畔や傾斜40度ほどまでの整備法面を安定走行でき、遠隔操作も可能な除草機の開発。
▽高性能・高耐久コンバイン
水稲収穫性能を高めた高耐久性汎用コンバインの開発。
▽樹園地用小型草刈機
楽な姿勢で樹冠下の雑草を刈れる走行型草刈機の開発。
【基礎基盤研究】
▽歩行用トラクタの事故防止に向けた実態調査
▽履帯式走行部を対象とした除泥技術の開発
▽無人ヘリ作物生育観測システムの開発と実証
▽省エネルギー型高速耕うん技術の研究
▽田植機の植付位置制御技術の開発
▽小型汎用コンバインを基軸とした収穫作業体系の実証
▽ホウレンソウの全自動移植機の開発
▽不耕起対応トウモロコシ播種機の適応性拡大
▽農業機械の省エネルギー性能試験方法の研究
▽農業機械事故の詳細調査・分析手法の適用拡大に関する研究
(関連記事)
・鉄コー水稲直播技術で文科大臣賞(2014.04.15)
・西日本向き低アミロース米開発「ぴかまる」(2014.04.10)
・農研機構が日本育種学会賞受賞(2014.03.25)
・「水田放牧の手引き」作成 農研機構(2014.02.25)
・稲発酵粗飼料向き「たちはやて」育成 農研機構(2013.12.18)
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米 「味に差なく、おいしく食べてほしい」 江藤農相2025年4月24日
-
関税発動で牛肉の注文キャンセルも 米国関税の影響を農水省が分析2025年4月24日
-
トランプ関税で米国への切り花の輸出はどうなる?【花づくりの現場から 宇田明】第58回2025年4月24日
-
【JA人事】JA北オホーツク(北海道)吉田組合長を再任2025年4月24日
-
三島とうもろこしや旬の地場野菜が勢ぞろい「坂ものてっぺんマルシェ」開催 JAふじ伊豆2025年4月24日
-
農林中金 ロンコ・インベストメント・マネジメントに資本参画 不動産分野の連携強化2025年4月24日
-
積雪地帯における「麦類」生育時期 推定を可能に 農研機構2025年4月24日
-
日本曹達 微生物農薬「マスタピース水和剤」新たな効果とメカニズムを発見 農研機構2025年4月24日
-
棚田の魅力が1枚に「棚田カード」第5弾を発行 農水省2025年4月24日
-
みずほ銀行と食農領域の持続可能な発展に向け戦略的提携 クボタ2025年4月24日
-
【人事異動】兼松(6月1日付)2025年4月24日
-
日本生協連「フェアトレード・ワークプレイス」に登録2025年4月24日
-
旭松食品「高野豆腐を国外へ広める活動」近畿農政局 食の「わ」プログラムで表彰2025年4月24日
-
群馬県渋川市の上州・村の駅「お野菜大放出祭」26日から 9種の詰め放題系イベント開催2025年4月24日
-
JA蒲郡市と市内の飲食店がタッグ 蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」始動2025年4月24日
-
適用拡大情報 殺菌剤「バスアミド微粒剤」 日本曹達2025年4月24日
-
倍率8倍の人気企画「畑でレストラン2025」申込み開始 コープさっぽろ2025年4月24日
-
農業・食品産業技術開発の羅針盤「農研機構NARO開発戦略センターフォーラム」開催2025年4月24日
-
雪印メグミルク、北海道銀行と連携「家畜の排せつ物由来」J-クレジット創出へ酪農プロジェクト開始 Green Carbon2025年4月24日
-
山椒の「産地形成プロジェクト」本格始動 ハウス食品など4者2025年4月24日