イネから多様な機能の遺伝子 愛媛大学と生物研2014年9月4日
植物病原菌や細菌、塩害や乾燥への抵抗性を付与し、光合成および分けつ数を増やす機能を持つイネの遺伝子がある。愛媛大学と生物研が発見し、9月1日発表した。
この遺伝子はイネのヘムアクチベータ―タンパク質遺伝子で、この過剰発現が、イネの白葉枯病、いもち病への抵抗性、および耐塩性、耐乾性、光合成の向上、分けつ数の増加の6種類の形質の向上に寄与することが分かった。一つの遺伝子の過剰発現がこれほど多くの機能を付与する事例は世界的にも知られていない。
近年、有用な形質を持つ植物を利用して、画期的な有用作物を開発する分子育種が活発になっている。この育種手法では、まず有用形質を付与する遺伝子を探し出すことが重要。
今後、地球温暖化に伴う気候変動に対応した有用作物の開発に利用できるほか、乾燥地や塩害地帯での有用作物の栽培を可能にすることができる。
(関連記事)
・表示義務 早急に拡大を加工食品の原料原産地(2014.08.28)
・クモの糸をカイコが紡ぐ 生物研が実用へ(2014.08.28)
・組み換えカイコの判別が簡単に 生物研(2014.08.27)
・ミツバチの大量死 殺虫剤の可能性大(2014.07.24)
・小麦の遺伝子解読に成功 生物研など(2014.07.18)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日