遺伝子組換え作物栽培面積1億8150haに2015年2月2日
国際アグリバイオ事業団
国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、1月28日に2014年のハイテク(遺伝子組換え=GM)作物の世界の栽培面積などをまとめた年次報告書を公表した。
この報告書によれば、2014年のGM作物の栽培面積は、13年より600万ha以上増加の1億8150万haとなった。栽培国は新たにバングラデシュが加わり、28カ国となった。ISAAAによると、これは世界人口の60%以上に相当するという。
米国での栽培面積は7310万haで引続き世界一だ。米国の栽培面積は13年より300万ha増え過去5年間年次成長率トップだったブラジルを上回っている。第2位のブラジルの栽培面積は4220万haとなっている。3位はアルゼンチンで2430万ha。アジアでは中国が390万ha、インドが1160万haとなっている。カナダもインドと同じ1160万heとなっている。インドのBtワタ導入率は95%となった。カナダではナタネとダイズの栽培面積が増加している。
栽培されているGM作物は、トウモロコシ、ダイズ、ワタなどの主要農産物、パパイヤやナスなどの果物や野菜、最近ではジャガイモなどにも拡大し、世界中で10種類以上におよんでいるという。
また、これらの作物の形質は、乾燥耐性や病害虫抵抗性、除草剤耐性、栄養強化や食の質の改善などを含んでいる。
(関連記事)
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