農地の放射線をすばやく測定 農研機構2015年2月12日
除染の効果的確に評価
農研機構農村高額研究所とクリアパルス(株)は、農地やその周辺に含まれる放射性物質からのガンマ線を、離れた位置で検出し、空間線量率に換算する測定装置を開発した。これにより、除洗後の放射性物質の分布を簡単に把握することが出来るようになる。
開発した放射線測定装置は従来の携帯用空間線量率計に比べ高感度であり、短時間で測定を行うことが出来る。また、GPSによる位置測定とリンクさせることができ、ラジコン移動車、気球、無人ヘリ等に搭載し、連続的に測定することによって調査範囲の放射性物質の分布を面的に把握することができる。
測定した値を空間線量率分布に変換する機能を備えているので、放射線測定の専門家でなくても、簡単に測定できることが出来る。 開発のポイントは次の通り。
▽非破壊・非接触でかつ迅速に、農地や環境中における放射線を測定する装置を開発した。
▽自動測定機能により移動しながら空間線量率を連続測定する。
▽測定結果をマツピングして放射能分布を面的に把握できる。
▽車両や気球、無人ヘリなどに搭載して遠隔測定も可能。
(写真は、気球、無人ヘリ、ラジコン移動車を使った測定のようす。地図は、除染後の測定例。除染方法の違いにより、空間線量率の低下度が異なる様子が分かる。※いずれも農研機構発表資料より)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日