ジャムに適したイチゴ「夢つづき」開発 アヲハタ2015年8月28日
アヲハタ(株)は、8月25日、農研機構と共同で、ジャムなどの加工に適した新品種のイチゴ「夢つづき」を開発したことを公表した。
「夢つづき」のジャムは、甘い香りとすっきりした味が特徴的で、粒を感じさせる果肉感がある。また国内の加工用イチゴと比較して、▽果房が長く、収穫時の作業性に優れ、▽一般的加工用イチゴより大粒で果肉が硬く、収容性が高い、▽炭疽病(株や葉の枯れ)に強く、育苗しやすい利点がある。
今後はさらに試験栽培を行い、品種更新を進める予定。将来的には加工用イチゴの原料として安定供給させていきたいとしている。
新品種開発に至った経緯として、生食用イチゴの品種改良は国内で盛んに行われているが、加工に特化した品種開発の取り組みは行われていなかった。そのためアオハタ(株)は2008年より農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で、新品種開発の取り組みを開始した。加工に適し、収量が多く病気に強く、栽培が容易などといった特性をもつ新品種「夢つづき」の開発に至った。
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