作物の害虫 天敵昆虫で防除 JA全農山形2015年9月4日
JA全農山形は8月20日、JA全農山形園芸産地拡大実証研修農場で、IPM(総合的病害虫・雑草管理)防除手法のひとつである天敵昆虫放飼の研修会を行った。
園芸産地拡大実証研修農場は、2014年4月から本格的に稼働し、農作物の実証栽培などを行っている。また先進的な栽培技術の実証についても、協友アグリ(株)と共同でIPM防除の実証に取り組んでいる。
研修会には、山形県内の営農指導員らと協友アグリ(株)担当者が参加し、パプリカ200株が植えられているハウス内で、アザミウマ類やアブラムシ等の防除のため、タイリクヒメハナカメムシを約125匹、ヒメカメノコテントウを約50匹、均一になるよう放飼した。
また今回は、天敵昆虫の定着を目的とするバンカープラント(おとり植物)を配置し、放飼回数を減らしコスト削減となる手法も行われた。
ハウス内は閉鎖空間であるため、アブラムシ等を捕食する天敵昆虫の持続性や捕食する量などについても質問が飛びかった。
(写真)葉の上に天敵昆虫を放飼する様子
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日