有機・特別栽培 面積拡大意向は3割2016年2月12日
農林水産省は2月9日、環境に配慮した農産物に関する意識・意向調査結果を公表した。有機・特別栽培を行っている農業者に今後の生産について聞いたところ「現状維持」が5割、「面積を拡大」が3割だった。
農業者モニターは1142人。栽培方法でもっとも多かったのが「慣行栽培」で56.9%、ついで「その他(エコファーマー、取引業者等)の基準による環境に配慮した栽培」16.5%、「特別栽培」14.9%、「有機栽培等」8.1%だった。
有機栽培による農産物の出荷先は「消費者へ直接販売」が66.3%ともっとも多く、「農協・集出荷業者」59.8%、「道の駅等直売所」35.9%の順だった。販売価格に対する満足度は「どちらかといえば満足」が54.3%ともっとも多く、「どちらかといえば満足ではない」26.1%、「満足」10.9%の順だった。
有機栽培・特別栽培を行っている農業者の生産意向は「現状維持」が48.0%でもっとも多く、「面積を拡大」18.7%、「現状維持(より環境に配慮した栽培に移行)」12.0%の順だった。生産面積を拡大する理由として「消費者の信頼感を高めたいため」が69.5%ともっとも高く、「よりよい農産物を提供したいため」52.4%、「地域の環境や地球環境を良くしたいため」36.9%となった。 面積を縮小すると回答した人の理由は「労力がかかるため」50.0%、「収量や品質が不安定だから」36.1%だった。高齢のため、後継者がいないとの回答もあった。
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・やさか共同農場とうるま市い草生産組合が農水大臣賞 平成27年度環境保全型農業推進コンクール (16.02.12)
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