「ライムギ」でストップ イノシシ牧草地被害対策2016年8月23日
農研機構西日本農業研究センターはこのほど「イノシシの牧草地被害対策Q&A」を刊行した。それによると「ライムギ」が最も食害を受けにくい草種であることを紹介している。
Q&Aでは「牧草被害の実態編」と「牧草被害の対策編」を掲載。イノシシは牧草地を鼻で掘り起こし、土中のミミズや昆虫の幼虫を食べたり、植物の根を食べたりする。その他、牧草の茎葉、飼料用トウモロコシの食害、イタリアンライグラスなど寒地型牧草の食害も発生している。
同センターの試験ほ場ではイタリアライグラスの被害が94.8%に対し、ライムギは47.7%と半分以下だった。Q&Aでは、ライムギが最も食害を受けにくい牧草種であり、侵入防止柵がなくても被害はほどんどないと紹介している。
その他、対策として、侵入防止柵の設置やワイヤーメッシュ柵・電気柵を張る際の注意点も掲載している。
農研機構のホームページからPDFデータでダウンロードできる。
重要な記事
最新の記事
-
米価 過去10年で最高値 60kg1万5865円 対前年比114%2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(2)DX戦略にも地域色拡充2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(3)JAは食・農の好循環先導を2024年7月17日
-
「小さな協同」実践 JA松本ハイランドの自己改革 新世紀JA研究会全国セミナー2024年7月17日
-
「きっトラ」と「もし寅」【小松泰信・地方の眼力】2024年7月17日
-
【訃報】生活クラブ生協連の加藤好一顧問が逝去2024年7月17日
-
【人事異動】農水省(7月16日付)2024年7月17日
-
【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月17日
-
ガチャピン・ムックとコラボ「ニッポンエール」グミ発売 JA全農2024年7月17日
-
日本農業の未来をけん引する人材育成へ 宮城県加美農業高校とNTT東日本グループが連携2024年7月17日
-
唐沢農機サービス「夏の大展示会」開催 200台を超える農機具を展示2024年7月17日
-
【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意 千葉県2024年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2024年7月17日
-
「第3回 全国桃選手権」開催 全国から45品がエントリー 日本野菜ソムリエ協会2024年7月17日
-
ハウス栽培向け環境制御システムのラインアップを拡充 クボタ2024年7月17日
-
【役員人事】石巻埠頭サイロ(4月1日付)2024年7月17日
-
葉の光合成速度の低コスト・低労力・高速推定法を開発 農研機構2024年7月17日
-
表参道で佐賀県産「いちごさん」絶品ひんやりスイーツ「いちごさんどう2024夏 」開催2024年7月17日
-
長野県塩尻市と山口県岩国市の歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2024年7月17日
-
生とうもろこしまるかじり 昭和村で農業体験開催 パルシステム群馬2024年7月17日