種子消毒喚起 病害虫予報2017年2月22日
農水省は2月21日、平成28年度病害虫発生予報第10号を公表した。これから育苗が始まる水稲は種子消毒などの的確な実施を呼びかけている。
気象庁によると向こう1か月の予報(16日付)では、気温は西日本で平年並み又は高いと予想されている。また降水量は北日本太平洋側、西日本日本海側で平年並みか多く、東日本太平洋側で平年並みか少なく、沖縄・奄美で少ないと発表されている。日照時間は沖縄・奄美で多く、東・西日本太平洋側で平年並みか多いと予想されている。
病害虫発生予報の詳細は次の通り(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)。
【水稲】
イネいもち病、イネもみ枯細菌病、イネばか苗病などの種子伝染性病害の発生が多かった地域に種子消毒などを呼びかけている。
イネ縞葉枯病はヒメトビウンカが病原ウイルスを媒介し、経卵伝染で後世代にもウイルスを保毒する。そのためヒメトビウンカの越冬場所となるイネ科の雑草の除去などの喚起を促している。
【野菜・花き】
【果樹・茶】
平成29年春の病害虫防除を効率的に実施するため、越冬量と密度を低下させ、抑制することを促している。
【その他】
平成28年11月22日以降、都道府県が発表している警報はない。
特殊報は以下の通り。
▽平成28年11月25日 和歌山県:めぼうき(バジル)にメボウキべと病
▽12月21日 東京都:水稲、野菜類にミナミアオカメムシ
▽22日 秋田県:ナシにナシさび色胴枯病
▽28日 神奈川県:キュウリにキュウリ灰白色斑紋病(仮称)
▽平成29年1月6日 福岡県:ヒムロスギにクロトンアザミウマ、トルコギキョウにトルコギキョウ斑点病
▽同日 長野県:アスパラガスにアスパラガス疫病
▽16日 神奈川県:サツマイモにヨツモンカメノコハムシ
▽23日 同県:ローズマリーにEupteryx decemnotata Rey(国内未記録種のヨコバイ類)
▽30日 宮城県:トマトにトマト退緑萎縮病
▽31日 愛知県:ナシにナシさび色胴枯病
▽2月14日 京都府:ホウレンソウにハコベハナバエ
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリCABYV 県内で初めて確認 福島県2024年11月13日
-
【警報】野菜類、花き類にハスモンヨトウ、オオタバコガ 県内全域で多発 熊本県2024年11月13日
-
農業知らずの財務省【小松泰信・地方の眼力】2024年11月13日
-
【クローズアップ】25年度全中畜酪政策提案 生産意欲損なわぬ酪肉近目標を 国産飼料拡大と生乳需給強化も2024年11月13日
-
町内清掃に参加し環境保全活動 JA共済連2024年11月13日
-
農業高校の生徒と教員がVRで農作業事故を疑似体験 JA共済連が農業収穫祭で特別講義2024年11月13日
-
日本唯一 お茶の総合博覧会「世界お茶まつり2025」開催 静岡県2024年11月13日
-
「おにぎり ぼんご」と親子おむすび教室を共同開催 ファミリーマート2024年11月13日
-
埼玉県の名産「桂木ゆず」を肥料に使用「桂木ゆず米」新発売2024年11月13日
-
外食・中食・小売 関西最大級の商談展示会「FOODSTYLE Kansai 2025」開催2024年11月13日
-
和歌山県橋本市「第18回まっせ・はしもと~柿まつり2024」開催2024年11月13日
-
第18回全農学生『酪農の夢』コンクール受賞作品が決定 上位4作品の朗読動画を公開 JA全農2024年11月13日
-
京都のブランド牛「亀岡牛」品評会で健闘「優良賞2席」を受賞 亀岡市2024年11月13日
-
「北海道のひだり上るもいフェア」東京・有楽町のどさんこプラザで開催2024年11月13日
-
馬上丈司社長が財界「経営者賞」受賞 千葉エコ・エネルギー2024年11月13日
-
富士通と連携 CO2削減などの課題を可視化・分析 スムーズなEV導入を支援 JA三井リース2024年11月13日
-
JICAから追加支援 ブラジルで高機能バイオ炭事業を加速 TOWING2024年11月13日
-
「自然派Style産直じゃがいもまるごとハッシュドポテト」新登場 コープ自然派2024年11月13日
-
台湾産のジャポニカ米「むすびの郷」14日から発売 西友2024年11月13日
-
【特殊報】ルレクチエにセイヨウナシ黒斑細菌病 県内で初めて確認 新潟県2024年11月12日