東日本大震災から2か月の農地データベース 宮城県2017年4月20日
宮城県はこのほど宮城県のホームページで「津波被災農地土壌データベース」を公開した。平成23年3月11日に発生した東日本大震災の津波で被災した農地土壌を、同年5月11日から19日にかけて調査したもの。宮城県農業・園芸総合研究所,古川農業試験場,東北大学大学院農学研究科が項目ごとに分担して分析した。
宮城県沿岸部344地点の広域土壌調査を行った。うち、石巻地域は石巻農業改良普及センターがこの調査より先に独自に分析したため点数が少なく、立ち入り制限区域やほ場が冠水している地点は実施しなかった。
今回、各研究機関の分析データを1元化した。データベースでは、堆積物の種類や土壌分析値、堆積物中重金属の他、ほ場の写真なども掲載している。
調査は震災発生から2か月後で、梅雨前に行われたため雨による影響などが最小限にとどめられている。今後はさらなるデータの解析などが可能となる。
「津波被災農地土壌データベース」は宮城県のホームページでダウンロードできる。
(写真)名取市の土壌採取地点の一つ(宮城県農業・園芸総合研究所ホームページから引用)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日