パソナ農援隊と連携協定 農研機構2017年6月21日
農研機構は6月19日、東京都千代田区にあるパソナグループ本部で、(株)パソナ農援隊と連携協定を締結した。農研機構は最先端の研究成果をパソナ農援隊に提供するほか、パソナ農援隊から農業現場の課題を取り込みサポートするなど、相互に協力をしていく。
農研機構とパソナ農援隊は日本の地域農業を支える"強い農業者"の育成を目指し、連携・協力していく。
今後はパソナ農援隊が主催する就農研修や農業技術講習で農研機構の新技術や新品種を紹介したり、パソナ農援隊が2016年にフランス・パリに開設した日本の農産物などの紹介や提供を行うショップ「Le Salon de Chef」で海外に向けて同機構の育成品種を紹介したりする。ショップで農研機構が開発した寿司向け米「笑みの絆」を紹介したことがきっかけで、パリの寿司店で同品種を使った寿司の提供至った実績もある。
またパソナ農援隊から寄せられる農業現場で起こる様々な課題について、同機構の研究者が解決策を提案していく。
農業分野での人材派遣、農業者支援を行うパソナ農援隊は、2011年に人材派遣を展開するパソナグループの一事業部から独立し設立された。
(写真)左からパソナ農援隊の田中康輔代表取締役社長と農研機構井邊理事長 写真は農研機構提供
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