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土づくりに潜む新たなリスクを学ぶ 第37回土・水研究会2020年2月19日

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 農研機構は3月18日、第37回土・水研究会の「土づくりに潜む新たなリスク~クロピラリドを例として~」を茨城県つくば市で開催する。

※新型コロナウィルスまん延防止のため、中止となりました※




 「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」と関連施策が策定され、環境保全型農業が推進され、その中で「土づくり」は地力維持増進だけでなく、地球温暖化防止のための炭素貯留面の効果も期待されている。また、堆肥の施用を軸とする減農薬・減化学肥料によって農業環境における生物多様性保全が進むことも明らかになっている。

 これらは環境保全型農業直接支払交付金制度における主要な取り組みに位置付けられているが、土づくりの主要な柱である家畜ふん堆肥の施用については、意図しない化学物質クロピラリドの混入による農産物生産への影響がみられてきた。

 こうした背景から、同研究会では、クロピラリド問題のメカニズムを理解し、被害の未然防止に向けた適切な対策を考える端緒とするとともに、未知の有機化合物質によるリスクに備える感覚を養う。

<開催概要>
日時:3月18日 10時~15時30分
場所:農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター つくば農林ホール (つくば市観音台2-1-9)
主催:農研機構農業環境変動研究センター、中央農業研究センター
対象:国立研究開発法人、公設試験研究機関、大学、行政部局、民間団体など
参加費:無料
参加方法:以下の参加登録ページから申し込む 
【第37回 土・水研究会土づくりに潜む新たなリスク-クロピラリドを例として-】

<プログラム>
1. 開会挨拶
農研機構 農業環境変動研究センター 渡邊朋也氏

2. クロピラリド問題とは? 経緯と農林水産省の対応
 農林水産省消費・安全局 野島夕紀氏

3. クロピラリドの基本性状と今後の技術的課題
 農研機構農業環境変動研究センター 清家伸康氏

4. クロピラリドの分析法
 農研機構農業環境変動研究センター 渡邉栄喜氏

5. クロピラリドによる被害事例
1) 野菜における症状
農研機構農業環境変動研究センター 並木小百合氏
2) 花きにおける症状
農研機構野菜花き研究部門 稲本勝彦氏
6. クロピラリドや農薬等の動態研究
1) 飼養から堆肥化過程での動態
農研機構中央農業研究センター 阿部佳之氏
2) 農薬の土壌中での動態
(独)農林水産消費安全技術センター 元木裕氏
3) 疎水性有機化学物質の土壌-作物系での動態 農研機構中央農業研究センター 大谷卓氏
7. 総合討議

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