ピーマン収穫ロボットの実証実験めざし 大分県IoT推進ラボ認定 アグリスト2020年5月8日
AIを活用した自動収穫ロボットの開発を行うアグリスト(宮崎県児湯郡新富町)は、起業支援やシェアオフィスの運営を行うASO(大分県別府市)と、農業分野における人手不足の解消と農家の経営改善をめざすコンソーシアムを構成。大分県で行うプロジェクト「農作物の自動収穫ロボット開発運用における実証実験」の取り組み開始をめざす。
全国の自治体と連携し、アグリテックの社会実装をめざす
同プロジェクトは、大分県先端技術挑戦室より同県内でIoTなどの活用に積極的に挑戦する元気な地元企業を応援する「大分県IoT推進ラボ認定プロジェクト」に認定された。
同プロジェクトでは、農業の高齢化や担い手不足に伴う人手不足の課題を解決するため、AIを活用した農産物の自動収穫ロボットを開発し、農家にレンタルする。さらに、これまでのきつい・儲からない農業から、楽しい・儲かる農業へ変え、地域の産業振興と次世代の育成につなげる。
また、「反収を最⼤化できない・規模を拡⼤できない・儲からない」という農業の現状を変えるため、作業の省力化・効率化、病気の早期発見を実現し、農家とともに持続可能な農業をめざす。
取り組み開始へ向けての具体的な内容として、「地域の栽培環境に適したピーマン収穫ロボットの開発運⽤テスト」「AIによる病気発⽣の予測と収量最適化(データ蓄積と分析予測)」「収穫ロボットと人が協働するのに最適な栽培環境の構築検証」を挙げている。
アグリストは、農業の現場で本当に使えるロボットを提供するには、導入する各地域の特性を理解し、ロボットを改良し続けることが重要であると考え、農家と共同で農業の人手不足を解消するため収穫ロボットを開発してきた。
まずは、本社と開発拠点を置く宮崎県内で試験稼働を行うことで、現場で必要とされるロボットの品質と精度を追求し、その上で宮崎県とは異なる環境でも稼働できるよう、他の都道府県での実証実験の開始をめざしている。
農作物の⾃動収穫ロボット開発運⽤における実証実験の概要図
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