収穫ロボットの社会実装へ 宮崎でスマート農業実証プロジェクト開始2020年5月25日
AIを活用した自動収穫ロボットの開発を行うAGRIST(宮崎県児湯郡新富町)は、宮崎県全体で組成する産学官連携コンソーシアムで、農林水産省が実施する令和2年度「スマート農業実証プロジェクト」に採択された取り組みに参画し、AIと収穫ロボットの社会実装をめざす。
コンソーシアムメンバーで、宮崎県内の農業関係者が収穫ロボットを視察
コンソーシアムは、農業ベンチャーの同社と宮崎県、新富町、生産者、JA宮崎経済連、JA児湯、宮崎大学や都城高専高等学校など教育機関、地域商社のこゆ地域づくり推進機構が連携。4月から、ピーマンなど施設園芸野菜の自動収穫機を活用した「生産管理体制の構築」収穫・栽培管理の実証を行っている。
宮崎県は、きゅうりの生産量が全国1位でピーマンは同2位。中でもコンソーシアムに参画する新富町は県内有数のきゅうりとピーマンの産地だが、深刻な担い手の減少や少子高齢化による人手不足により経営規模の拡大が進まず、効率的で規模を拡大できる農業経営のあり方が求められている。
これらを踏まえ、同プロジェクトでは、施設園芸野菜の産地におけるスマート農業として、以下の5つを重点に取り組んでいく。
▽自動収穫機活用による人手不足の解消
▽画像解析による病害虫の早期発見
▽気象データ等を踏まえた収量統計解析・収量計画を基にした経営分析および経営力の向上
▽収穫ロボットを活用した場合の経営分析
▽収穫ロボットを用いた生産管理体制の構築
また、同コンソーシアムでは、自動収穫機などを活用した管理マニュアルを作成し、規模拡大をめざす全国の施設園芸農家が活用できるスマート農業モデルを構築し、強い日本農業をめざす。
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